3月5日(月)月9ワイン会:フラール・ルージュ

月曜夜9時のワイン会のお知らせです。とても美味しいのに普段NEWPORTでグラスで出すにはお値段が高いワインを、お得な価格にてグラスでご提供します。
今回は南フランスの自然派ワインを育て上げた人物として尊敬を集める、先日初来日を果たしたばかりのジャン・フランソワ・ニックのフラール・ルージュの赤2種です。

3月5日(月)21:00~
  
*先着14名様まで。
*それぞれのお席でお飲み頂きますので、お時間に遅れても早くいらしても大丈夫です。
*いつものNEWPORTと同じ雰囲気ですのでお気軽にどうぞ。

会費:1,500円(下記①②のグラス1杯ずつ)

① フラール・ルージュ グラヌーズ 2009(赤)

② フラール・ルージュ フリダ 2009(赤)

「フラール・ルージュ」
2002年にフラール・ルージュを立ち上げて8年目に入る、年齢的にも経験的にも最高に波に乗っているジャン・フランソワ・ニック。ルーション地方の中でもスペインの国境に近いアルベル山麓の荒れ地を買い取って、自分自身で雑木林を引き抜き開墾した畑が原点。並大抵の精神力や体力ではできない作業。そんな過酷な作業をやり抜いた志も瞳の奥に読み取れる、尊敬すべき人物。
もう一つ尊敬すべきは、南フランスの自然派ワインを育て上げた男でもある。南仏におけるボジョレーのマルセル・ラピエール的存在の人物である。彼の自然派醸造の能力は天才的と言っても過言ではない。その凄さはエステザルグ農協で働いていた時に身に付けた。設備がそれほど整っていない農協の醸造所で、しかも大型タンクで大量の自然派ワインを無事に造り続けてきた実践の中に隠されている。ラングロールのエリックとは無二の親友でもある。

① グラヌーズ(グルナッシュ 70% シラー 30%)

マセラシオン・カルボニック。風通しの良い畑。花崗岩が風化した石ころ土壌。ソワフ以外では一番軽やかなワイン。ミネラルと透明感が特徴で、ボージョレーのような軽やかさ(土壌もボージョレーと一緒)。

②フリダ(グルナッシュ 50% カリニャン 50%)

除梗して発酵。最近マセラシオン・カルボニックを批判する人が出てきて、それに対抗する意味で除梗して発酵している(除梗しても自然派ワインは出来ることを証明したかった)。最も濃さのあるキュヴェ。濃厚で甘い香り、まったりとした口当たりながら、伸びのある酸。

2月 27, 2012 by Tsurutani
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