7月23日(月)月9ワイン会:アレクサンドル・ジュヴォー

月曜夜9時のワイン会のお知らせです。とても美味しいのに普段NEWPORTでグラスで出すにはお値段が高いワインを、お得な価格にてグラスでご提供します。今回はアート界からワイン造りに転身したブルゴーニュのアレクサンドル・ジュヴォーのシャルドネを2種。ラベルのデザインは奥さんとの共同作品だそうです。

7月23日(月)21:00~
  
*先着14名様まで。
*それぞれのお席でお飲み頂きますので、お時間に遅れても早くいらしても大丈夫です。
*普段と同じ雰囲気ですのでお気軽にどうぞ。

会費:1,500円(下記①②のグラス1杯ずつ)

① アレクサンドル・ジュヴォー コンバルニエ 2010(白)
② アレクサンドル・ジュヴォー ル・モン 2010(白)

< アレクサンドル・ジュヴォー >

ディジョン大学で美術を専攻し、5年間のあいだ写真をはじめ幅広く学びます。卒業後、ディジョンで美術品の個展を開くアトリエを2年運営。その後、農業学校に入りなおし、ぶどう栽培とワイン醸造を学びました。自然を相手に育てたぶどうを原料にしてワインを作り上げることは、芸術作品の製作に共通した魅力があると彼は言います。それにワインが持つ繊細な香りや、奥深い風味も魅力だったことは言うまでもありません。彼の優しく穏やかな性格は、自然を相手にするのがぴったり似合います。4年間ワイナリーで働いて腕を磨き、2001年にワイン造りをスタートしました。大学で同窓生だった奥さんのマリーズさんとは入学時からの長い付き合いでとっても仲良し。その証拠にラベルはマリーズさんの版画を元にした二人の共同作品なのです。このように中身のワインもラベルも一つ一つ丹念に、まさに手作りという言葉がふさわしいワインを作っています。栽培面積は3Ha。収穫は全て手摘みで行い、ぶどうが潰れないように小さなプラスティックケースに丁寧に入れて運びます。醸造で注意する事は、できるだけ人為的な介入をしない自然な発酵と熟成。当然ながら天然酵母で醸造し、亜硫酸を最後の段階まで使わない方法によって、ぶどうが持つ豊かな味わいを最大限残すようにします。ビン詰めのタイミングは?と聞くと、ジュヴォーは笑いながら「フィーリング」と一言。ワインが出来上がるのをあせらず待って、種まきカレンダーに則り、花か果物の日を選ぶ。そして当日が晴天なら行うが、もし雨が降ると澱が舞いやすいので次の機会まで延期するほどとても丁寧な作り手です。

① コンバルニエ 2010(シャルドネ100% 樹齢23年)

収穫したぶどうを潰れないように運搬し、圧搾。216L容量の古樽(3~7年)にて6~20℃のカーヴで、12ヶ月かけてアルコール発酵。天然酵母による自然な発酵。その後ステンレスタンクに移して、4ヶ月熟成。移す時にSO2を少量添加。澱下げやろ過をせずにビン詰め。

② ル・モン 2010(シャルドネ100% 樹齢66年)

収穫したぶどうを潰れないように運搬し、圧搾。12hlの楕円形の木製樽でアルコール発酵・熟成。天然酵母による自然な発酵。発酵と熟成をあわせて13ヶ月間、6~20℃のカーヴで寝かせる。熟成期間はワインを一切動かさず、細かな澱と一緒にした「シュールリー」の状態で複雑さを引き出す。ビン詰め前には、澱下げやろ過をせずにビン詰め。2010年はSO2を一切添加せずに完成させた。

7月 15, 2012 by Tsurutani
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