今日の一曲:Bruce Haack “Snow Job”

Stones Throwから出たBruce Haackのコンピ、『Farad : The Electric Voice』がヤバすぎです。

60〜80年代に活躍した電子音楽家であり、シンセなど電子楽器を自作し、アシッド・ロックにいち早くヴォコーダーを取り入れてKraftwerkなどにも影響を与え、「テクノの元祖」とも言われるBruce Haack。彼の編集盤が今、Stones Throwから出るっていうのもちょっとした衝撃。

『Farad : The Electric Voice』は、彼が自作したヴォコーダー”Farad”を使った音源ばかりを集めたもの(未発表音源も含む)。ここに収録されたのは、アヴァンギャルドな電子音楽という印象よりもむしろ、ヴォコーダーによるメロディが生かされた曲が多くて意外と聴きやすい。素晴らしい一枚です。

結構メローな曲もあって、この”Snow Job”(’81年)はその筆頭。この曲には元になったバージョンがあり、その名も”Blow Job”(’78年)という成人指定の電子音楽。

9月 16, 2010 by Tsurutani
NEW SHIP