今日の一曲 : Gary Burton “Chega De Saudade”

7月28日の「真っ青なLive At Newport」はライヴ音源だけで選曲するという企画だったのですが、拍手や歓声が入った曲ばかり大音量で聴いているとだんだんヒートアップしてきて、5時間の予定が7時間以上も盛り上がってしまいました。ジャンルもバラバラで、ヴィンテージなジャズやブルースから80年代のニューウェーヴ、近年の日本のロックまでがごった煮状態。こんなにいろんなライヴが見れたら楽しいだろうな、というまさにフェス状態で楽しかったです。

上のアートワークはジャズ・ピアニスト、Ahmad Jamalの『Live in Concert – Cannes France ’81 featuring Gary Burton』で、この中から山崎真央がかけていたのが “Chega De Saudade”。言わずと知れたジョビン作曲のボサノザ・クラシックですが、この盤の主役のAhmad Jamalの演奏ではなく、この時のライヴにフィーチャーされたヴィブラフォン奏者、Gary Burtonのソロ演奏です。ヴァイブ・ソロで “Chega De Saudade” というのが意表を突いていて、思わず反応してしまいました。真央いわく、この曲はGary Burtonが好んで取り上げていて、自身の作品では『Alone At Last』に収録されていてほとんど同内容の演奏だとのこと。下に埋め込んだライヴ映像はまた別の演奏ですが、これもかなり近い内容です。しかしこのマレット捌きは超絶ですね。

7月 31, 2012 by Tsurutani
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