今日の一曲 : John Surman “Edges Of Illusion”

昨日のECMナイトはおかげさまで大盛況。お越し頂いた皆様ありがとうございました!膨大なカタログ、そして数々の名盤を有するレーベルだけあって、4時間の中でも様々な方向性の楽曲が聴けて刺激的な一夜となりました。ジャズの中でもアコースティックなものからエレクトリックなものまで、そしてワールド・ミュージックや室内楽的な演奏などバラエティに富んでいながらもすべてがECMらしいクリアで透明感のある音像で、黒っぽいファンキーなジャズですらそういう音になっているのが凄かったです。

一番の驚きだったのがJohn Surmanの “Edges Of Illusion”という曲。Surmanはイギリスのサックス奏者で、60年代後半からキャリアをスタート。70年代後半以降現在に至るまでECMに多くのアルバムを残しています。この曲は1979年のアルバム『Upon Reflection』の一曲目。サックスとバス・クラリネット、シンセサイザーのみのアルバムで、すべてJohn Surmanが一人で演奏しています。ビートは入っていないけどなんだかテクノみたいですね。”Edges Of Illusion” はECMのベスト盤シリーズ『:rarum Vol. 13 Selected Recordings』にも収録されています。

2月 28, 2013 by Tsurutani
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