以前にこちらでも紹介したロンドンのシンガー/プロデューサー、Kindnessのアルバム『World, You Need a Change of Mind』をやっと入手したのですが、これが本当に素晴らしくて毎日リピートしています。Adam Bainbridgeのソロ・プロジェクトで、彼自身とフレンチ・ディープ・ハウスのヴェテラン、Philippe Zdar (Cassius, Motorbass) が共同でプロデュース。リヴァーブの効いた儚げなヴォーカルはどことなくArthur Russellを思わせ、単なるトレンドとは一線を画す洗練されたシンセ/ディスコ/ジャズで基本的には歌ものであるところにも実力を感じてしまいます。下のリンクの “Anyone Can Fall In Love” なんて、原曲は80年代のテレビドラマ『EastEnders』のポップな主題歌でそれがこんなにも官能的に生まれ変わるなんてちょっと驚きました。ヴァイナルは重量盤でダウンロード・コード付きです。