今日の一曲 : Carl Orff “Gassenhauer” (from “Badlands”『地獄の逃避行』)

9月16日(土)のロードムービー・ナイトのためにリサーチしていた中で知った一曲。テレンス・マリック監督の長編第1作となった1973年の映画『地獄の逃避行』(原題:Badlands) のテーマ曲として使われた、カール・オルフ (Carl Orff) の “Gassenhauer” です。
トニー・スコット監督、クエンティン・タランティーノ脚本による『トゥルー・ロマンス』(1993年) がオマージュを捧げていることでも知られ、ロードムービーの傑作の一つとして数えられる『地獄の逃避行』。『トゥルー・ロマンス』は、そのストーリーだけでなく、テーマ曲までもが『地獄の逃避行』へのオマージュなのでした。ハンス・ジマーが手掛けた『トゥルー・ロマンス』のテーマ “You’re So Cool” は、『地獄の逃避行』のテーマ曲に似た雰囲気のものを作って欲しいというトニー・スコットからの依頼を元にジマーが書いた曲。カール・オルフは1930年代から70年代にかけて作品を残したドイツの作曲家で、”Gassenhauer” という曲のことは最近まで知らなかったのですが、もう素晴らしいの一言。マリンバによるメロディーや打楽器のアンサンブルなど、”You’re So Cool” がこれを模していることがよくわかります。ちなみに『地獄の逃避行』では、他にもエリック・サティの “Trois Morceaux En Forme De Poire” が効果的に使われていたり、ミッキー&シルヴィアの “Love Is Strange” やナット・キング・コールの “A Blossom Fell” で主人公のカップルがダンスしたり、音楽の使い方が秀逸。しかし何よりも、映画そのもが傑作の名にふさわしい。衝動的な連続殺人からの逃避行というストーリーでありながら、これほどまでに穏やかで美しく、清々しい余韻を残す作品はテレンス・マリックにしか作り得ないでしょう。

9月 14, 2017 by Tsurutani

9月30日(土)ライブイベント “New Planet”

New Planet

新しい仲間、新しい惑星へようこそ!
Prince Graves アミが企画する、NEWPORTでの不定期開催のライブイベントをスタートします。
今回は「会いたい〜!」と思っていたステキな女性たちをお呼びしました。

日時:9月30日(土)Open/Start 20:00

ライブ:
オシダアヤ oshidaaya.com
annie the clumsy annietheclumsy.com
Mei Ehara eharamei.com

BGM担当:
マダムM (acote) facebook.com/acote.tokyo
Ami (Prince Graves) deterioration.me

ミュージックチャージ:1,500円 (別途1ドリンクオーダーお願いいたします)

[ご予約方法]:お名前、人数、お電話番号を明記の上、件名を「New Planet 予約」として下記アドレスまでメールでお申し込み下さい。
e-mail: liveatnewport2010@gmail.com

*席数に限りがありますのでお早めにご予約ください。スタンディングの方は当日でもご入場いただけます。
*ライブの前後はフードメニューがご利用いただけます。


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オシダアヤ

幼少の頃の父のレコード棚にあったジャーマンロック、プログレ、グラムロック、フォークに影響を受け、ガールズバンド(Stoned Green Apples→mma)を経て、現在はソロとしても活動中。ファーストミニアルバム『World Is Your Oyster』をカセットにてリリース。

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annie the clumsy

Flight of the Conchordsに影響を受け、宅録で音楽制作を始める。2ndアルバム『Inside Her Fancy Brain』から2年。王舟のツアー・サポートに参加し、全米で大人気のアニメ「アドベンチャー・タイム」のイベント出演やミスiD2016にて山崎まどか賞を受賞し、数々のCMやweb等の楽曲を手がけ、
CM出演も果たすなど益々活躍の場を広げる。

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Mei Ehara

学生時代、自主映画のBGM制作のため宅録を始める。経て歌唱を入れた音楽制作に移行し、may.eの名前で都内を中心にライブ活動を開始。当初は宅録環境が劣悪だったため、深いリバーブなどを使用した録音方法をとっていた。現在は「デタラメ英語の変換作詞方法」から、日本語の面白みで遊ぶ、音と言語のバランスについて考える作詞方法を楽しんでいる。
これまでにCDRを4作(いづれも廃盤、現在はデータのみ)、may.e+丘としてファゴットやコーラスを迎えたカセットテープ音源を1作、計5つの自主制作アルバム作品を発表。うち第2作品の「私生活」は、2014年de.te.ri.o.ra.tionよりLP化された。
音楽活動のほか、デザインやイラストレーション、写真家、執筆活動など様々な制作活動を行う。2016年秋、活動名称を音楽以外の活動と統一し、Mei Eharaと改める。

9月 05, 2017 by Tsurutani

9月のNEWSOUNDスケジュール

毎週土曜日のDJイベント「NEWSOUND」の9月のスケジュールです。

9/02 Sunny Sappa, 廣瀬麻美 (BEAMS RECORDS)
9/09 馬場一浩
9/16 映画『50年後のボクたちは』公開記念 ロードムービーナイト! 
選曲:下田法晴(SILENT POETS)、サントラブラザース
9/23 青野賢一
9/30 「New Planet」ライブ:Annie The Clumsy, オシダアヤ, Mei Ehara

21:00 – 24:00(9/16と9/30は20:00 – 24:00、9/30はミュージックチャージ1,500円)
Charge free.
Enjoy music.

*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーで、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。

8月 24, 2017 by Tsurutani

今日の一曲 : King Krule “Czech One”

2013年のファースト・アルバム『6 Feet Beneath The Moon』以来4年振りとなる、Archy Marshallによるソロ・プロジェクト、King Kruleの新曲 “Czech One” が発表されました。NEWSOUNDのブログで初めてKing Kruleを紹介したのが2011年で、その時彼は17歳だったので現在は23歳でしょうか。アルバム以降もヒップホップ・シーンとのコラボやマルチメディア・プロジェクトなどでのリリースはありましたが、自身の名義では久しぶりとなる新曲。以前のようなやさぐれたヴォーカルは語りかけるようなトーンに変化し、音数は一段と少なくなり、彼らしいクールネスはノワールなムードへと深化した “Czech One”。9月13日にTrue Pantherから7インチでリリースされるとのことなので、何が何でもゲットしなくては。

8月 24, 2017 by Tsurutani

9月16日(土)”映画『50年後のボクたちは』公開記念 ロードムービーナイト!”

”映画『50年後のボクたちは』公開記念 ロードムービーナイト!”

疾走感と切なさがつまった青春ロードムービー『50年後のボクたちは』が9/16(土)より公開! その公開日に一夜限りのサントラナイトを開催します!

DJの顔を持つファティ・アキン監督のセンスが光る本作、傑作ロードムービーの名盤や旅に出たくなるサントラの数々にとことん酔いしれましょう! 会場では、映画の予告編やオリジナルMV、メイキング映像なども上映! さらに、当日限定メニューとしてドイツの自然派ワインやソーセージなどもご用意しております。

日時:9/16(土)20:00~24:00
会場:NEWPORT
DJ:下田法晴(SILENT POETS)、サントラブラザース
入場無料(お1人様1オーダー制でお願いします)

映画『50年後のボクたちは』公式サイト

8月 18, 2017 by Tsurutani

今日の一曲 : Moses Sumney “Quarrel”

2016年の『Lamentations』というEPで一気にファンになったLAのシンガー・ソングライター、Moses Sumneyが待望のファースト・アルバム『Aromanticism』を9月22日にリリース。リード・シングルの “Doomed“、そして今回公開された “Quarrel”、どちらも彼らしいフォーキーかつインディーな感触は残しつつ、さらに作り込まれたプロダクションと思わず聴き入ってしまうソングライティングが素晴らしいです。”Quarrel” にはThundercatやKingのParis Strotherが参加していて、曲の後半からの壮大な展開も圧巻。まだ2曲しか聴いていないですが、『Aromanticism』はジャンルや年代を軽々と超えた作品になることは間違いないでしょう。これまでのEPの楽曲 “Plastic” と “Lonely World” の新録バージョンも収録されているとのことで楽しみです。

『Aromanticism』 Tracklist:

01. Man On The Moon (Reprise)
02. Don’t Bother Calling
03. Plastic
04. Quarrel
05. Stoicism
06. Lonely World
07. Make Out In My Car
08. The Cocoon-Eyed Baby
09. Doomed
10. Indulge Me
11. Self-Help Tape

8月 12, 2017 by Tsurutani

8月のNEWSOUNDスケジュール

毎週土曜日のDJイベント「NEWSOUND」の8月のスケジュールです。

8/05 beipana live at NEWPORT
8/19 「夏のバラードスペシャル〜サマーナイト ラブアフェア」 選曲:DJ Kazz
8/26 青野賢一

21:00 – 24:00
Charge free.
Enjoy music.

*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーで、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。

8月 07, 2017 by Tsurutani

8月5日(土) beipana live at NEWPORT

スティール・ギター奏者でありダウンテンポ・プロデューサーのbeipanaによるソロ・ライブを、NEWPORTで開催します。ファースト・アルバム『Lost in Pacific』や、最新EP『Dusk and Summer EP』がNEWPORTでもヘビープレイされているだけにこのライブは嬉しい限り。DJ陣によるチルアウトな選曲もあわせて、真夏の一夜を涼しげな音楽とともに過ごしましょう!

beipana live at NEWPORT

8月5日(土)Open/Start 20:00
Live: beipana
DJ: COMPUMA, Pepe California
Music Charge: 1,000円 (別途1ドリンクオーダーお願いいたします)

[ご予約方法]:お名前、人数、お電話番号を明記の上、件名を「beipana 予約」として下記アドレスまでメールでお申し込み下さい。
e-mail: liveatnewport2010@gmail.com

*席数に限りがありますのでお早めにご予約ください。スタンディングの方は当日でもご入場いただけます。
*ライブの前後はフードメニューがご利用いただけます。


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▪︎beipana
ダウン・テンポ、バレアリック・トラックを制作するプロデューサー、DJ、スティール・ギタープレイヤー。オリジナル音源制作、ラップ・スチール・ギターとエレクトロニクスを組み合わせたライブ活動、国内外のミュージシャンのリミックスも手掛ける。2015年8月にデビュー7インチ『7th voyage』をJETSETよりリリース。同年11月にMy Little AirportのNicoleなどが参加したデビューアルバム『Lost in Pacific』を全国販売。
https://beipana.bandcamp.com/

7月 19, 2017 by Tsurutani

今日の一曲 : beipana “Dusk In The Desert”

スライド・ギター奏者にしてバレアリック/ダウンテンポ・プロデューサーのbeipanaによるニューEPが今月初めにBandcampでリリースされています。”Dusk In The Desert” と “Summer Reflections” の2曲からなる『Dusk and Summer EP』は、両曲ともうだるような暑さの夏の夕暮れに聴いたら最高にハマりそうなスライド・ギターによるチルアウト・チューン。Bandcampでフリー・ダウンロードできます。beipanaがSoundcloudで公開しているBlondieのカバー “Heart Of Glass (Pacific Balearic Mix)” も最高なのですが、こちらもリンク先の[...More]のところから[↓Download]を選択するとフリーでダウンロードできますよ。

7月 17, 2017 by Tsurutani

今日の一曲 : Carmen Villain “Red Desert”

ニューディスコからインディー、エレクトロニカまで、多彩ながらも一本筋のとおったリリースを続けるノルウェーのレーベル、Smalltown Supersoundから2013年にデビュー・アルバム『Sleeper』を発表したCarmen Villain。ちょうど日本盤の発売元であるCalentitoの方から、「彼女の新作が秋に出るので聴いてみてください。発売日は未定ですが。」と音源をいただいたばかりのタイミングで、セカンド・アルバムとなる『Infinite Avenue』が海外のサイトなどでアナウンスされました。あわせて公開された “Red Desert” が素晴らしいのですが、アルバムも全曲かなり良いので要チェックです。シンガー・ソングライターでマルチ・インストゥルメンタリストのCarmen Villain本人がセルフ・プロデュースしたアルバムで、パーソナルな世界を音数の少ない映像的なサウンドスケープで描いた作品。プレス・リリースによれば、”Red Desert” はミケランジェロ・アントニオーニの『赤い砂漠』からインスパイアされたそうだし、何よりもアルバムのジャケはジーナ・ローランズのポートレートってことで、映画好きのみなさんにも強くおすすめします。『Infinite Avenue』はSmalltown Supersoundから9月8日リリース(日本盤はCalentitoから、ボーナストラック収録予定で発売日未定)。先月リリースされた先行シングル『Planetarium』にはなんとGigi Masinによるリミックスも2曲入っています。

『Infinite Avenue』 Tracklist:

01. Infinite Avenue
02. Red Desert
03. Simple Things
04. Quietly
05. Borders (Feat. Jenny Hval)
06. She’s Gone To California
07. Connected
08. The Moon Will Always Be There
09. Water
10. Planetarium

7月 14, 2017 by Tsurutani
NEW SHIP