5月7日(土)五月、ボサノヴァ、NEWPORT Vol.2

昨年に引き続き、五月の夜にNEWPORTでボサノヴァばかり聴きましょうというイベント、その名もズバリ「五月、ボサノヴァ、NEWPORT」の第2回を開催。ブラジルの正統派のボサノヴァはもちろん、その影響を受けた世界各国の様々な音源も沢山かけていただきます。選曲は、代々木でブラジル音楽といえばこの方をおいて他にない高木慶太さん。そしてディープなレコード・コレクターとして知られる秋葉裕介さん。気持ちのいい夜になること間違いなし。初夏に飲みたい泡ものや白ワイン、そしてブラジルのカクテル、カイピリーニャもご用意してお待ちしております!

<五月、ボサノヴァ、NEWPORT Vol.2>

5月7日(土)19:00 – 24:00
選曲:高木慶太 秋葉裕介
チャージ・フリー

5月 01, 2016 by Tsurutani

今日の一曲 : Yumi Zouma “Barricade (Matter Of Fact)”

これまでの2枚のEPがいずれも素晴らしく、以前にこちらでも紹介したニュージーランドのバンド、Yumi Zoumaの初のフル・アルバム『Yoncalla』が5月27日にCascineからリリース。海外では限定ヴァイナルとデジタルのみで、CDはRallye Labelから日本盤のみのリリースとなるようです。EPの制作は世界の各地にバラバラに住んでいたメンバーがオンラインでやり取りして進められたという話でしたが、その後シンガーが変わって4人組となり、今回のアルバムの制作では全員が集まってデモ作りから一緒に行われたとのこと。最初のシングル “Keep It Close To Me” に続いて公開されたアルバムの1曲目 “Barricade (Matter Of Fact)” は、今までになくメローでダウンテンポなトラック。EPの曲がギター・バンドとソフト・ディスコの融合だったとすれば、この2曲はよりアーバンなドリームポップで大人っぽくなった印象です。Cascineのサイトではヴァイナルのプレオーダーが始まっていて、最初の500枚は限定の7インチ付きでアルバムのアウトテイクを2曲収録。

『Yoncalla』 Tracklist:

01. Barricade
02. Text From Sweden
03. Keep It Close To Me
04. Haji Awali
05. Remember You At All
06. Yesterday
07. Better When I’m By Your Side
08. Short Truth
09. Hemisphere
10. Drachma

4月 27, 2016 by Tsurutani

今日の一曲 : Jameszoo “Flu feat. Arthur Verocai”

Kindred SpiritsやRwina Recordsから何枚かのEPを出しているオランダのプロデューサー、Jameszooのファースト・アルバム『Fool』が5月13日にBrainfeederからリリース。JameszooことMitchel van Dinther自身が形容するところによると「naive computer jazz」ということで、過去のEPで聴かれたストレンジなビート・ミュージックに加え生演奏がふんだんに用いられ、それをあくまでエレクトロニック・ミュージックの範疇でまとめ上げることによってかなり独特なサウンドとなっています。先に公開された “Flake” はドリーミーでエレクトリック・ラウンジなトラックでしたが、今回アップされた “Flu” はダイナミック・レンジの広い生演奏主体のビート・ミュージックで、ギターにはブラジルのArthur Verocaiをフィーチャー。『Fool』にはジャズ・ピアニストのSteve Kuhnをフィーチャーしたトラックもあります。noiseyに掲載されているインタビューによれば、アルバムを制作していた時期に最も影響を受けていたのがRobert Wyatt、Steve Kuhn、そしてArthur Verocaiで、それならば実際に演奏をお願いしてみようということで後者二人の参加が実現したそうです。他の参加ミュージシャンはオランダのキーボーディストやスイスのドラマー、デンマークのベーシストなどで、アルバムのリリース後には4〜5人編成でのライブも計画しているようなので来日も期待したいですね。

アルバム1曲目の “Flake” も以下でどうぞ。

『Fool』 Tracklist:
01. Flake
02. Lose
03. Soup
04. Flu feat. Arthur Verocai
05. Wrong
06. Meat
07. The Zoo feat. Steve Kuhn
08. Crumble
09. Nail (Skit)
10. Toots
11. Teeth
12. Virus (Bonus Track for Japan)

4月 15, 2016 by Tsurutani

4月のNEWSOUNDスケジュール

NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの4月のスケジュールです。

4/02 wizzjones & Yyokke (Cuz Me Pain)
4/09 NEWPORT 8周年パーティー
4/16 石黒宇宙
4/23 青野賢一
4/30 鶴谷聡平

21:00 – 24:00 (4/9のみ20:00 – 25:00)
Charge free.
Enjoy music.

*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーで、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。

3月 29, 2016 by Tsurutani

3月19日(土)Noahlewis’ Mahlon Taits presents「I Wonder What Became Of 78rpm」Vol.4

毎年春先に開催してきたNoahlewis’ Mahlon Taits(ノアルイズ・マーロン・タイツ)主催のDJイベントが今年も開催決定! 今回も78回転対応のプレーヤーを持ち込んでいただき、Noahlewis’ Mahlon Taitsのバンド・メンバーに加えコレクター仲間のみなさんをゲストDJにお迎えして一晩たっぷりアナログ盤オンリー(もちろんSP盤も!)でお届けします。温かいヴィンテージ・サウンドを堪能しましょう〜!!

Noahlewis’ Mahlon Taits presents「I Wonder What Became Of 78rpm」Vol.4
3月19日(土)20:00 – 23:00
DJ: Noahlewis’ Mahlon Taits
Guest DJ: 岡田崇、重田哲郎、森澤誠 &more
チャージ・フリー

3月 01, 2016 by Tsurutani

3月のNEWSOUNDスケジュール

NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの3月のスケジュールです。

3/05 服部全宏 (GO PUBLIC / Galloping Gourmet Nippon)
3/12 馬場一浩
3/19 Noahlewis’ Mahlon Taits presents「I Wonder What Became Of 78rpm」Vol.4
3/26 青野賢一

21:00 – 24:00 (3/19のみ20:00 – 23:00)
Charge free.
Enjoy music.

*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーで、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。

3月 01, 2016 by Tsurutani

今日の一曲 : CFCF “Pleasure Centre”

モントリオールのMichael Silverによるソロ・プロジェクト、CFCFはこれまでにいろいろなレーベルからアルバムを出してきて、作品ごとにチル・ウェイヴ、ピアノ・アンビエント、現代音楽などスタイルは違えどすべてに共通してメランコリックなメロディーが印象的でした。そして今回、バレアリックのトップ・クオリティーな作品を立て続けにリリースしているInternational Feelからリリースしたミニアルバム『On Vacation』は、タイトル通り休暇でどこかの島やビーチで聴いたら最高にハマりそうな極上のバレアリック・サウンドを全8曲収録。元々80年代のアーティストからの影響を強く感じさせるCFCFですが、本作ではPenguin Cafe OrchestraやDurutti Columnがイビザでレコーディングしたらこうなったかもしれないと思わせる、実に気持ち良い音を聴かせてくれます。アルバムの中で一番リズムの立っている “Pleasure Centre” は、ちょっとWally Badarouを彷彿とさせます。全曲本当に素晴らしいので、レーベルのSoundcloudでぜひ聴いてみてください。

『On Vacation』 Tracklist:

01. Sate Padang
02. Arto
03. In The Courtyard
04. Pleasure Centre
05. Chasing
06. Fleurs Laissés Dans Un Taxi
07. Lighthouse On Chatham Sound
08. Vermont

2月 23, 2016 by Tsurutani

今日の一曲 : James Blake “Modern Soul”

James BlakeがBBC Radio 1の自身の番組で新曲 “Modern Soul” を発表。ピアノ、エコー、ヴォーカル、ドラム。そしてノイズが重なっていく後半は彼の真骨頂。アルバムがいつになるのかはまだアナウンスされていませんが、タイトルは『Radio Silence』で、Kanye WestやBon IverのJustin Vernonが参加しているとのこと。間違いなさそうですね。

2月 12, 2016 by Tsurutani

今日の一曲 : Cuisine Dub “Flegma”

詳細はよく分からず、でも自分の好みにあまりにフィットしていて、偶然の出会いに感謝したくなるレコードというのがたまにありますが、最近東京のヴァイナル・ショップにも入荷しているCuisine Dubというアーティストの10インチEP『Fatureta』がまさにそれでした。Ante Matasという23歳のクロアチアのプロデューサーによる作品で、これ以前にはロシアのディープハウス・レーベルUdachaから『Udacha 9』という12インチを一枚出しているだけ。その前作はディープハウスの範疇には入るものの、ポリリズミックでジャジーな質感がかなり独特でした。そして今回、自身が主宰するFields & Forestsからリリースした『Fatureta』では一気にラテン・ジャズ・ラウンジな方向に進んでいて、これがまた絶妙なさじ加減で全5曲すべて最高なのであります。明らかに本物のラテンではないクールなフェイク感。それでいて生のエレピやオルガン、パーカッションはこの人の音楽的な素養をしっかりと裏付けているように聴こえます。今日の一曲ではStamp The Waxというサイトでプレミア公開されていたA1の “Flegma” をピックアップ。他の曲も甲乙付け難い出来なので、気になる人はこちらで全曲のダイジェストが聴けます。

『Fatureta』 Tracklist:

A1. Flegma
A2. Gregada
A3. Bagatela
B1. Bonaca
B2. Mendula

2月 09, 2016 by Tsurutani

今日の一曲 : Bibio “Feeling”

2013年の『Silver Wilkinson』以来となるBibioの新作『A Mineral Love』が楽しみでなりません。初めに公開された “Petals” はいかにもBibioらしいサイケデリックなアコースティック・チューンでしたが、先ごろビデオがアップされた “Feeling” は意外にもレトロフューチャーなR&Bで素晴らしい仕上がり。これはぜひ12インチを切って欲しいです。この曲はヴォーカルもイントロのサックスもシンセ・ソロも本人によるものですが、アルバムにはなんとオーストラリアのポップ・シンガーGotyeや、ワシントンDCのソウル・シンガーOlivier St. Louisがフィーチャーされた曲もあるとのことで、これまで以上に多彩な作品になっているのではと期待が高まります。『A Mineral Love』は4月1日にWarpから世界同時リリース。日本盤 (Beat Records) にはボーナストラックが1曲収録です。

『A Mineral Love』 Tracklist:

01. Petals
02. A Mineral Love
03. Raxeira
04. Town & Country
05. Feeling
06. The Way You Talk (Featuring Gotye)
07. With The Thought Of Us
08. Why So Serious? (Featuring Olivier St. Louis)
09. C’est La Vie
10. Wren Tails
11. Gasoline & Mirrors (Featuring Wax Stag)
12. Saint Thomas
13. Light Up The Sky
14. Pretty Girls (Bonus Track for Japan)

2月 05, 2016 by Tsurutani
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