今日の一曲 : Adult Jazz “Springful”

FADERの記事で知ったUKのリーズ出身の4人バンド、Adult Jazzがとても良いです。バンド名が謎ですが、AORもスムースジャズもまるで関係ないサウンド。むしろNina Simoneあたりを彷彿とさせるスピリチュアルでブルージーなイントロから、気が付けばGrizzly Bear的なインディー・フォーク・ポップへと展開していく “Spiringful”。1月13日に自主リリースするデビュー12インチ『Am Gone/Springful』からの一曲で、いきなりの名曲です。リリースは12インチのみのようで(ダウンロード付き)、Bandcampでプリオーダーできます。

12月 06, 2013 by Tsurutani

12月のNEWSOUNDスケジュール

NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの12月のスケジュールです。

12/07 Roki (Chai Chai), Toshi (Pepe California)
12/14 馬場一浩
12/21 高木慶太
12/28 真っ青 presents 「紅青歌合戦」

21:00 – 24:00(12/28のみ20:00 – 24:00)
Charge free.
Enjoy music.

*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーですので、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。

12月 05, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Linda Perhacs “Freely”

伝説のサイケ・フォーク・シンガー、Linda Perhacsがなんと44年振りのアルバムをリリースするというニュース。1970年のアルバム『Parallelograms』がこれまでの唯一のリリースで、2000年前後から再評価され、Devendra BanhartやPrefuse 73のアルバムにも参加。新作『The Soul of All Natural Things』はSufjan StevensのレーベルAsthmatic Kittyから来年3月4日にリリースで、Julia HolterやNite Jewelが参加しているとのことです。”Freely” はその新作からの一曲。この流れから言って、Vashti Bunyanの復活作並みに期待できそうですね。

“The Soul of All Natural Things” Tracklist:


01. The Soul of All Natural Things

02. Children

03. River of God

04. Daybreak

05. Intensity
06. Freely

07. Prisms of Glass

08. Immunity

09. When Things Are True Again

10. Song of the Planets

12月 04, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Mutual Benefit “Golden Wake”

最近話題になりつつあるJordan Leeという人のフォーク・ポップ・ユニット、Mutual Benefitの音源をいろいろ聴いてみたのですが、どれもいいですね。これまではカセットとBandcampのみのリリースで、先月リリースした初のアルバム『Love’s Crushing Diamond』が評判となり、12月3日にはNYCのOther MusicからCDとVinylが出るようです。全7曲入りで、Bandcampで聴ける2曲と新たに公開された “Golden Wake”(下のプレーヤー)はどれも素晴らしい。個人的にはSufjan Stevensを初めて聴いた時の感覚を思い出しました。これからが楽しみなアーティストです。

“Love’s Crushing Diamond” Tracklist:

01. Strong River
02. Golden Wake
03. Advanced Falconry
04. That Light That’s Blinding
05. “Let’s Play”/Statue of a Man
06. C.L. Rosarian
07. Strong Swimmer

11月 21, 2013 by Tsurutani

12月12日(木)Aurora Acoustic live at NEWPORT

昨年10月にリリースされた5年振りの待望のアルバム『Harmony of the Spheres』が、ここ一年の間NEWPORTでもヘビーローテーションとなっているAurora Acoustic。かねてより熱望していたNEWPORTでのライブが遂に決定いたしました!井上薫と小島大介の二人のアコースティック・ギターに加え、この日はパーカッショニストKakueiを迎えた三人編成でのパフォーマンスとなります。アットホームな空間でのAurora Acousticのライブをぜひお見逃しなく!!

Aurora Acoustic live at NEWPORT

日時:12月12日(木)open 19:30 live start 21:00

LIVE:Aurora Acoustic

DJ:濱田大介 (Little Nap COFFEE STAND)

会場:NEWPORT

ミュージック・チャージ:1,500円(別途1オーダーお願い致します)

[ご予約方法]:お名前、人数、お電話番号を明記の上、件名を「12/12 Aurora Acoustic 予約」として下記アドレスまでメールでお申し込み下さい。
e-mail: liveatnewport2010@gmail.com
*お席はご予約で満席となりました。立見の方はご予約の必要はございませんが、混雑が予想されますので、ぜひお早めにご来場ください。

*席数に限りがありますのでお早めにご予約ください。
*ライブの前後はフードメニューがご利用いただけます。


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Aurora Acoustic

DJ/サウンド・プロデューサー井上薫と、Port of Notesの作曲家/ギタリスト/サウンド・プロデューサーとして知られるDSKこと小島大介が、井上のchari chari名義での2nd アルバム「In Time」からのシングル・カット「Aurora」の共同制作体験から着想を得てスタートさせたギター・インスト・ユニット。
ミニマル、アンビエント、チル・アウト、アコースティック、サイケデリック、トランス、サウダージ、侘び寂び、自然音…様々な音、感覚に影響を受けセッションを重ね、2004年井上の主宰するレーベルSeeds And Groundからデビュー・アルバム「Flare」を、2006年にはシンプルにギター2台の音の織りにフォーカスした2ndアルバム「Fjord」をリリース、以降都内を中心にライブ活動が活発化し、カフェ、レストラン、フェスのチルアウト・エリア、美術館、ギャラリー、寺院など、様々な場所で行ってきた。
ライブではタブラ奏者の瀬川U-K-O(民俗楽器ジャム・バンド、アラヤヴィジャナのメンバー)やマルチ・パーカッショニストのKakuei(L.E.D)を加え、三人編成で行うことも多い。2007年にライブ盤「Feast」を、2012年10月には5年ぶりの新作「Harmony of the Spheres」とベスト盤「The Light Chronicles」を同時リリース。

www.seedsandground.com
www.myspace.com/auroraflare
www.aurora-acoustic.net

11月 19, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Neneh Cherry “Blank Project”

2012年に前衛ジャズ・バンドのThe Thingとのコラボレーションによるカヴァー・アルバム『The Cherry Thing』でシーンに復帰したシンガー、Neneh Cherry。そこに収録のSuicideのカヴァー “Dream Baby Dream” のリミックスを手掛けたFour Tetが、彼女の16年振りのソロ・アルバム『Blank Project』を全面プロデュース。レコーディングとミックスがわずか5日間で行われたという本作は、インストゥルメンタル・デュオ、RocketNumberNineとのコラボレーションとなっているようで、最初に公開されたタイトル・トラックはまさにそれぞれの特徴がせめぎあっている緊張感のある一曲。そういえばFour TetがプロデュースしたNeneh Cherry & Afrika Baby Bamの “Nina” はアルバムに入らないんですね。こちらは引き続きSoundcloudでダウンロード可能です。『Blank Project』はSmalltown Supersoundから2月25日リリース。

“Blank Project” Tracklist:

01. Across The Water
02. Blank Project
03. Naked
04. Spit Three Times
05. Weightless
06. Cynical
07. 422
08. Out Of The Black (featuring Robyn)
09. Dossier
10. Everything

11月 19, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Duke Ellington “African Flowers”(『ムード・インディゴ うたかたの日々』より)

ミシェル・ゴンドリー監督の『ムード・インディゴ うたかたの日々』のディレクターズカット版を観てきました。フランス以外の国ではインターナショナル版(95分)が上映されていて、これは恋人たちの愛の物語にフォーカスしたバージョンだそうですが、日本では11月から一部の劇場でディレクターズカット版(131分)の上映が始まりました。こちらは原作「うたかたの日々」(ボリス・ヴィアン著)で描かれている様々な描写をより忠実に、細かな演出を盛り込んでいるということで、約40分も長いのです。ポップでファンタジックな前半とは対照的な、後半のモノクロームな世界によりミシェル・ゴンドリーらしい切なさを感じたので、どちらか観るならディレクターズカット版がおすすめです。

この映画では原作同様にDuke Ellingtonの曲が何曲も使われていますが、エンディングで流れるのがソロ・ピアノの “African Flowers”。この曲のタイトルはレコードによって “Little African Flower” だったり “Afrian Flower” だったり表記がまちまちですが、サントラでは “African Flowers” となっていて、しかも下の演奏シーンの映像がそのままスクリーンに登場します。

11月 13, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Chet Baker “Almost Blue”

先週土曜日の「エルヴィス・コステロ・ナイト」にお越し頂いた大勢の皆様ありがとうございました。1977年のデビューから現在に至るまで、初期のポストパンクなロックだけでなくカントリー/ジャズ/クラシックなど実に多様な作品を発表し、最新作のThe Rootsとの共作をはじめAllen Toussaint、Burt Bacharach、Bill Frisellなどとのコラボ作品も多数。そんなElvis Costelloの音源をなんとか5時間ほどに凝縮してプレイしました。スタイルは様々ですが、どの時代のCostelloにも共通して言えるのは、やはり優れたメロディ・メーカーでありワンアンドオンリーなシンガーであるということでしょうか。

カヴァーした曲やされた曲もいろいろかけたのですが、その中でも問い合わせがあったのがChet Bakerの “Almost Blue”。オリジナルはElvis Costelloの1982年のアルバム『Imperial Bedroom』に収録の曲で、Everything But The Girlもこの曲をカヴァーしています。ジャズ・トランぺッターでシンガーのChet Bakerは、亡くなる直前に制作された彼のドキュメンタリー・フィルム『Let’s Get Lost』(1988年/Bruce Weber監督)の中でこれを演奏していて、サントラにも一番最後の曲として収録されています。

カヴァーと言えば、CostelloがVelvet Undergroundの “Femme Fatale” をやっていて、これは2009年のアルバム『Secret, Profane and Sugarcane』の日本盤とiTunesのボーナス・トラックとしてリリースされています。フィドルとバンジョーのカントリーっぽいアレンジが新鮮です。R.I.P. Lou Reed.

10月 28, 2013 by Tsurutani

11月のNEWSOUNDスケジュール

NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの11月のスケジュールです。

11/02 武藤祥生 (RADIO EVA)
11/09 馬場一浩
11/16 ShinsuiOhara
11/23 青野賢一 (BEAMS RECORDS)
11/30 武末亮(Noahlewis’ Mahlon Taits)× 神田朋樹(Being Borings)

21:00 – 24:00
Charge free.
Enjoy music.

*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーですので、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。

10月 26, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Blood Orange “Chamakay”

SolangeやSky Ferreiraに曲を提供して一躍注目プロデューサーとなったDev Hynesのソロ・プロジェクトがBlood Orange。このビジュアルも含め一体なんなんだ?と思っていたのですが、以前はLightspeed Champion名義でリリースしていたあの人なんですね。11月18日にDominoからリリースされるBlood Orangeとしての最初のアルバム『Cupid Deluxe』から公開されている “Chamakay” は、絶妙なポップさとトロピカル具合が完璧なアーバン・ポップ。このビデオはKindnessことAdam Bainbridgeが監督しています。

“Cupid Deluxe” Tracklist:

01 “Chamakay”
02 “You’re Not Good Enough”
03 “Uncle Ace”
04 “No Right Thing”
05 “It Is What It Is”
06 “Chosen”
07 “Clipped On”
08 “Always Let You Down”
09 “On The Line”
10 “High Street”
11 “Time Will Tell”

10月 18, 2013 by Tsurutani
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