今日の一曲 : CFCF “Camera”

現代音楽の要素を多分に含んだトラックをリリースしているモントリオールのプロデューサー、CFCFが新作EP『Music For Objects』を7月8日にリリース。これは素晴らしかった昨年の『Exercises』EPと対になる作品とのことで、先行で公開された “Camera” を聴くと、今回もアンビエント/現代音楽的なトラック集になることが予想されます。”Camera” はフリー・ダウンロード中です。

“Music For Objects” Tracklist:

1. Glass
2. Bowl
3. Turnstile
4. Camera
5. Keys
6. Perfume
7. Lamp
8. Ring

6月 12, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : David Lynch & Lykke Li “I’m Waiting Here”

2011年の『Crazy Clown Time』に続くDavid Lynchの音楽アルバム『The Big Dream』が日本先行で7月10日にリリース。自らの音楽をして「ハイブリッドでモダナイズされた陰鬱なブルース」と形容するリンチは、Bob Dylanの “The Ballad of Hollis Brown” のカヴァー以外はすべての曲を書き、歌っているようです(詳細は日本盤の発売元であるBEATINKのサイトへ)。今回のアルバムには、CD/LP/デジタルのすべてのフォーマットにダウンロード・ボーナスが付いていて、本編の曲よりも先にLykke Liをフィーチャーしたそのボーナス・トラック “I’m Waiting Here” が公開されました。このビデオ・クリップ、まるで『ロスト・ハイウェイ』をドキュメンタリー・タッチに置き換えたかのような映像で、クレジットを見ると “Concept by Lykke Li and Daniel Desure. Edited by Jesse Fleming and Sadie Strangio.” となっているのでリンチ自身は関わっていないんですね。それにしても、どこかオールディーズ調のダーク・ドリーミーなトラックと、最後夜になってロードサイドのモーテルのパーキングに車を入れて終わるクリップは完璧なるリンチ・ワールド。

“The Big Dream” Tracklist:

01. The Big Dream
02. Star Dream Girl
03. Last Call
04. Cold Wind Blowin’
05. The Ballad of Hollis Brown
06. Wishin’ Well
07. Say It
08. We Rolled Together
09. Sun Can’t Be Seen No More
10. I Want You
11. The Line it Curves
12. Are You Sure
13. And Light Shines ( Bonus Track – Japan Exclusive )
+ I’m Waiting Here with Lykke Li ( Download Bonus Track – Worldwide )

6月 11, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Bibio “Sycamore Silhouetting (Session)”

先月リリースされたBibioの『Silver Wilkinson』は実にいいアルバムで、ここ最近のビートを全面に出した作品とは異なり、生楽器にフォーカスしたアコースティック寄りなアルバムでした。その中の収録曲 “Sycamore Silhouetting” のセッション映像が公開されたのですが、これがさらに温もりのある生演奏で素晴らしいです。3人によるセッションで、Bibio本人はサックスも吹くんですね。たまにはこんな感じで、穏やかに一日を過ごしたいものです。。

6月 07, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Juan Atkins & Moritz Von Oswald “Mars Garden”

最初にこのニュースを目にしただけでビビりましたが、デトロイト・テクノのパイオニアであるJuan Atkinsと、その影響を受けてベルリンで発展させたテクノ・ダブの巨匠Moritz Von Oswaldの二人が共作アルバム『Borderland』を6月10日にリリース。そこからの最初のトラック “Mars Garden” が公開されたのですが、この研ぎ澄まされた音、すべてドラムマシーンとシンセなのにこの温かさは一体何なんでしょうか。聴いているだけで気持ちよくなってくるのは流石です。ぜひヴァイナルで聴いてみたいですね。

5月 30, 2013 by Tsurutani

6月のNEWSOUNDスケジュール

NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの6月のスケジュールです。

6/01 「ロイ・エアーズ・ナイト」 選曲:DJ Kazz 
6/08 馬場一浩
6/15 Ken Hidaka (hangouter/ Lone Star Productions)
6/22 「真っ青な90’S」 選曲:真っ青
6/29 Ako

21:00 – 24:00(6/22のみ19:00 – 24:00となります)
Charge free.
Enjoy music.

*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーですので、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。

5月 28, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Boards Of Canada “Reach For The Dead”

Boards Of Canadaの8年振りとなるアルバム『Tomorrow’s Harvest』が、日本先行で6月5日に遂にリリース。世界中で繰り広げられていたミステリアスかつ周到なアルバム・キャンペーンも話題となっていましたが、先日深夜に渋谷のスクランブル交差点の街頭ビジョンで流されたアルバムからの最初のトラックがオフィシャルに公開されました。タイトルは “Reach For The Dead” で、この曲のビデオはこれまでもBOCのクリップを手掛けているNeil Krugによるもの。フル・スクリーン・モードで観るとハマります。日本盤は先行な上に特典も豪華なので、CDで買うなら断然日本盤でしょう。

5月 24, 2013 by Tsurutani

6月1日(土)ロイ・エアーズ・ナイト

すっかりNEWPORTの人気企画となっている「○○ナイト」。毎回一人のアーティストに焦点を当て、そのアーティストの楽曲やカヴァー曲ばかりかける一夜です。これまではニーナ・シモン、セルジュ・ゲンズブール、ジョニ・ミッチェル、トム・ウェイツ、カエターノ・ヴェローゾ、山下達郎、ドナルド・フェイゲン、ヨ・ラ・テンゴ、シャーデー、YMO、ECMと続いて来ましたが、「ブラック・ミュージック少なくない?」という指摘もあり、今回のテーマはジャズ・ファンクを代表するプロデューサーにしてヴィブラフォン奏者、ロイ・エアーズに決定!

70〜80年代の自身のアルバムやプロデュース作品はまさにレア・グルーヴ/ジャズ・ファンクの名作揃い。そして現在も現役のアーティストなだけに、近年の作品からもいい曲が聴けるはず。さらに今回は、サンプリングされた曲まで含めてプレイするということなので、ヒップホップやハウスのあの曲やあの曲もかかります。

“Everybody Loves The Sunshine” ということで、梅雨入り前にぜひロイ・エアーズをたっぷりと浴びてください!!

<ロイ・エアーズ・ナイト>

6月1日(土)21:00 – 24:00
選曲:DJ Kazz
チャージ・フリー

*リクエスト受け付けます。CD、LP、MP3などお持ちください。

5月 22, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Mount Kimbie “You Took Your Time (feat. King Krule)”

Mount KimbieがWarpに移籍して放つセカンド・アルバム『Cold Spring Fault Less Youth』が、日本先行で5月22日にいよいよリリース。2010年のHotflushからのデビュー・アルバム『Crooks & Lovers』は、ポスト・ロックとダブステップの融合などと呼ばれた生音とベース・サウンドのミクスチャーが唯一無二の作品でした。その後のライヴ・ツアーでの経験を生かして制作されたという今回のアルバムは、「これまでの曲よりも作曲の面ではよりフリーに、音の面ではよりビッグに」なるということでしたが、先に公開されていた “Made To Stray” と “Blood And Form” はまさにその進化を裏付けるサウンド。そして気になっていたのが、アルバムではKing Kruleを2曲でフィーチャーしているとのことで、そのうちの一曲 “You Took Your Time” が遂に公開されました。これはどちらのアーティストにとっても新しいトラックになっていて刺激的。特にブレイクを挟んでからのライヴっぽい盛り上がりが最高ですね。アルバムが本当に楽しみです。

5月 17, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Mayer Hawthorne Featuring Jessie Ware “Her Favorite Song”

Mayer Hawthorneの3枚目のアルバム『Where Does This Door Go』が7月16日にRepublicよりリリース。そこからの最初のシングル “Her Favorite Song” には、ヴォーカルでJessie Wareがフィーチャーされています。この曲は、彼お得意のレトロ・ソウルというよりは、アーバンでモダンなソウルですね。アルバムにはプロデュースでPharrellも参加です。

5月 16, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Webster Wraight Ensemble “The Ruins of Britain”

UKディープハウス界のベテラン、Charles Websterと、Matthew Herbert Big Bandのアレンジャー/コンダクターも務め、これまでWebster作品にも参加してきたPeter Wraightによるビッグ・バンド・プロジェクト、Webster Wraight Ensemble。夏前にリリース予定の彼らの初のアルバム『No Lucky Days』から、”The Ruins Of Britain” のビデオが公開。ディープで美しいオーケストラ・ジャズといった趣きで、いかにもベテランらしい渋めの魅力ですね。以前にこのアルバムをチラッと聴かせてもらったことがあるのですが、全体的に落ち着いた雰囲気の重厚な作品でした。日本盤がGrand Galleryからリリース予定で、なんとボーナス・トラックにはPrefab Sproutの “When Love Breaks Down” のカヴァーを収録とのこと。これは要チェックでしょう。

5月 14, 2013 by Tsurutani
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