今日の一曲 : King Krule “Easy Easy”

ロンドンのArchy Marshallのソロ・プロジェクト、King Kruleを初めて聴いたのは彼がまだ17歳の時。それ以来アルバムを心待ちにしていたのですが、彼の初のアルバム『6 Feet Beneath The Moon』が8月24日(Archy Marshallの19歳の誕生日)にいよいよリリース。そこからの最初のトラック “Easy Easy” が公開されました。やっぱり前よりもたくましくなった感のあるエモーショナルなバリトン・ヴォイスがオープニングに相応しい一曲。アルバムには彼のZoo Kid名義の初期の楽曲 “Baby Blue” や “Out Getting Ribs” も収録されるようです。

UPDATE: “Easy Easy” のビデオクリップも公開。

“6 Feet Beneath The Moon” Tracklist:

01. Easy Easy
02. Border Line
03. Has This Hit?
04. Foreign 2
05. Ceiling
06. Baby Blue
07. Cementality
08. A Lizard State
09. Will I Come
10. Ocean Bed
11. Neptune Estate
12. The Krockadile
13. Out Getting Ribs
14. Bathed in Grey

7月 10, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Chris Schlarb “‘Til I Die”

カリフォルニアのロング・ビーチを拠点にするインプロ系ジャズ・ギタリスト/プロデューサー、Chris Schlarbの新作『Psychic Temple II』が7月16日にAsthmatic Kittyからリリース。その中からちょっと前に公開されていたThe Beach Boysのカヴァー “‘Til I Die” は、Sufjan Stevensをヴォーカルにフィーチャーしたアコースティック・インディー・ジャズ・セッションといった趣きで、ここ最近よく聴いていた一曲。アルバムがどうなるのか気になっていたのですが、先日NPRでフル・ストリーミングが始まりました。全体的にはジャズと室内楽とインディーの絶妙なミクスチャーで、The Beach Boysの他にもJoe Jackson “Steppin’ Out” のカヴァーなんてのもあります。これは要チェック。

“Psychic Temple ll” Tracklist:

01. Seventh House
02. The Starry King Hears Laughter
03. Solo In Place
04. Bird In The Garden
05. ‘Til I Die
06. She Is The Golden World
07. Steppin’ Out
08. All I Want Is Time
09. Sofa No. 2
10. No Tsurai
11. Hyacinth Thrash Quarter

7月 09, 2013 by Tsurutani

7月18日(木)ザ・ビーチ・ボーイズ・ナイト

前回の「ロイ・エアーズ・ナイト」も大盛況、今やすっかりNEWPORTの人気企画となっている「○○ナイト」の夏バージョンはザ・ビーチ・ボーイズ!!毎回一人のアーティストの曲ばかりを堪能できる一夜ですが、今回はカヴァーは無しで、純粋にザ・ビーチ・ボーイズとメンバーのソロ音源だけで4時間たっぷりお楽しみください。

ザ・ビーチ・ボーイズといっても60年代だけじゃありません。70年代、80年代、90年代、そして昨年の最新作までいい曲が沢山あるんです。その膨大な音源の中から選曲して頂くのは、これまでに「山下達郎ナイト」「ドナルド・フェイゲン・ナイト」「ECMナイト」での渾身の選曲が記憶に新しい弓削匠さん!今回もどうぞご期待ください!!

<ザ・ビーチ・ボーイズ・ナイト>

7月18日(木)20:00 – 24:00
選曲:弓削匠 (Yuge)
チャージ・フリー

*リクエスト受け付けます。CD、LP、MP3などお持ちください。

<これまでの○○ナイト>
ニーナ・シモン
セルジュ・ゲンズブール
ジョニ・ミッチェル
トム・ウェイツ
カエターノ・ヴェローゾ
山下達郎
ドナルド・フェイゲン
ヨ・ラ・テンゴ
シャーデー
YMO
ECM
山下達郎 Vol.2
ロイ・エアーズ

7月 05, 2013 by Tsurutani

7月のNEWSOUNDスケジュール

NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの7月のスケジュールです。

7/06 濱田大介 (Little Nap COFFEE STAND) 
7/13 馬場一浩
7/20 CHINTAM (BLOW UP / DAYJAM) *真夏のメロー・グルーヴ特集
7/27 青野賢一 (BEAMS RECORDS)

21:00 – 24:00
Charge free.
Enjoy music.

*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーですので、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。

7月 02, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : David Lynch “Are You Sure?”

日本先行で7月10日にリリースされるDavid Lynchのニュー・アルバム『The Big Dream』。先に公開された、Lykke Liをヴォーカルにフィーチャーしたダウンロード・ボーナスの “I’m Waiting Here” が完璧なリンチ・ワールドで素晴らしかったのですが、アルバム本編からの “Are You Sure?” もまたヴィンテージ感のある夢見心地なトラックでリンチらしい一曲。もっとも、うっかりすると帰って来れなくなりそうな夢ですが。。アルバムも期待できそうです。

6月 27, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Willis Earl Beal “Everything unwinds.”

昨年の宅録ブルースなデビュー・アルバム『Acousmatic Sorcery』が素晴らしかったWillis Earl Bealの新作『Nobody knows.』が9月10日にリリース。今回はライヴの時のサウンドを意図しているようで、アレンジとしてはオーケストラル・ブルースからアンビエントR&B、そして不協和音にまで及ぶとのことです。最初に公開された “Everything unwinds.” がアンビエントR&Bになるのでしょう。そしてアルバムにはCat PowerことChan Marshallも一曲参加。この二人のデュエットなのか?非常に気になります。

“Nobody knows.” Tracklist:

01. Wavering Lines
02. Coming Through (feat. Chan Marshall)
03. Everything unwinds.
04. Burning Bridges
05. Disintegrating
06. Too Dry Too Cry
07. What’s the deal?
08. Ain’t Got No Love
09. White Noise
10. Hole In The Roof
11. Blue Escape
12. Nobody knows.
13. The Flow

6月 26, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Pal Joey “Flight 801”

6月22日の「真っ青な90’S」にお越し頂いた皆様ありがとうございました!真っ青のメンバー三人は全員40代で、90年代といえばリアルタイムでレコードを最も買っていた時期。それだけに、レコードも思い入れもあり過ぎてどこから手をつけていいのか分からない感もありましたが、最終的にはそれぞれのマイ・クラシックをかけることで時代の空気を少しは表現できたのではないでしょうか。

90年代に受けた影響は沢山あるのですが、今日の一曲ではPal Joeyの “Flight 801” をピックアップ。個人的には90年代初頭はアシッド・ジャズやレア・グルーヴ、そしてヒップホップにどっぷりハマっていて、新譜旧譜問わず、人がかけていないレコードで何かジャズっぽくてかっこいいのはないかと日々探し回っていた時代。この頃はまだレコード屋の店頭でも試聴ができず、勿論ネットもなく、情報はほぼ店頭のコメントやジャケに記載されたクレジット、そして口コミやクラブの現場だけでした。そんな中、ハウスの12インチにもジャジーなものがあることを発見。それがLarry HeardやNu GrooveのRheji Burrell、そしてこのPal Joeyでした。自身のレーベル、Loop D’ Loopの3番として’91年にリリースされた12インチが僕のPal Joey初体験だった訳ですが、なぜこれを買ったかと言えば、B面の “Flight 801” のクレジットに「Vibe Solo」という文字を見て「この曲にはヴィブラフォンが入っている=ジャジー」と思って買ってみたという記憶があります。実際にはシンセのプリセットみたいな音色のキーボード・ソロだと思いますが、’91年のジャジー・ハウスという意味では完璧な曲。以下のYouTubeは、12インチよりだいぶ短めにフェードアウトしていますが曲の良さは伝わるはずです。

6月 25, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Arp “More (Blues)”

ディスコ・パンク・バンド、Tussleの元メンバーであり、自身のソロ・プロジェクト、Arpとしてはプログレ/アンビエントな傑作アルバム『Soft Wave』をリリースしているAlexis Georgopolous。そのArpの新曲がまさかの転身で驚きです。”More (Blues)” は9月17日にSmalltown Supersoundからリリースされる『More』に収録の曲で、生音のホーン・セクションやオルガンを全面にフィーチャーした歌ものブルース。Arpにとっては勿論初めての試みですが、でも凄くいい。前の路線も大好きだっただけに、ニュー・アルバムがどうなっているのか興味津々であります。

6月 20, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Dariush Dolat-Shahi “Samā”

Amazonで在庫なし状態にも関わらず購入ボタンをして、入荷待ちすること約半年。
全然忘れていた頃に、先日不意に届いた民族音楽+エレクトロニック音楽の傑作。
Dariush Dolat-Shahiの1985年発表の『Electronic Music Tar & Sehtar』です。
文化的にたいへん貴重な音源を多数所有するアメリカのスミソニアン博物館の民俗音楽レーベル、
Smithsonian Folkways Recordingsからリリースされていたもの。
イラン系アメリカ人作曲家/民俗リュート奏者のDariush Dolat-Shahiによるエレクロトニックな作品なんですが、
イランの弦楽器タールとセタールの演奏にアナログシンセのピコピコ音が絡む、
さらにフィールドレコーディングされた鳥の鳴き声なんかも聴こえてくるから
スペーシーかつサイケデリックで変態的にカッコいいです。
このCDは再発盤で数に限りがあるっぽいので、気に入ったら、すぐさまAmazonでクリックを。

(馬場一浩)

6月 13, 2013 by Tsurutani

6月22日(土)真っ青な90’S

選曲ユニット「真っ青」の久しぶりのイベントは、90年代しばりの企画です。ジャンルが細分化し、進化/深化を極めた90年代。人によって様々な切り取り方があるであろうこの10年間の音源だけで、一晩たっぷり選曲します。真っ青ならではの90’Sをお楽しみください!

<真っ青な90’S>

6月22日(土)19:00 – 24:00 @ NEWPORT
選曲:真っ青
チャージ・フリー

*先着30名様に真っ青によるミックスCDを差し上げます。

<真っ青>
クラブのみならず、ファッションショーやホテル、 ショップ、カフェなど、およそ音楽と触れ合うことが出来る空間すべてに良質な選曲を提供してきた山崎真央(gm projects / AKICHI RECORDS)、鶴谷聡平(NEWPORT)、青野賢一(BEAMS RECORDS)の3人が結成したユニット「真っ青」。20年以上のDJキャリアに裏付けされたスキル、レコード・CDショップのバイヤー経験がもたらす豊潤な音楽的バックグラウンド、そしてアート、文学、映画などにも精通する卓越したセンスから生まれるそのサウンドは、過去、現在、未来に連なる様々な心情を呼び起こし、聴くものの目前に景色を描き出すものである。リミックスを手掛けた「中島ノブユキ/Thinking Of You (真っ青Remix)」 はまさに青いサウンドスケープ。

6月 12, 2013 by Tsurutani
NEW SHIP