今日の一曲(馬場一浩):Nina Simone “I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free”

僕的に勇気づけられる、元気になる曲。
単純に音を聴いて、そういう気持ちになっていたが、
ちゃんと歌詞を調べて読んでみると、なるほど。
多分、公民権運動の時代に作られた曲なんでしょう。
何の不自由もない日常を生きる人間として、「自由とは何か?」をあらためて考えさせられる名曲です。

オリジナルはジャズピアニストのBilly Taylorの曲。
Nina Simoneのカバーが一番有名かもしれませんが、他にもいろんなカバーがあります。

「I wish I knew how it would feel to be free」
 (Billy Taylor, Dick Dallas)
「自由であるってどんな気持ちだろう(それを知ることができたら)」

自由であるってどんな気持ちだろう
それを知ることができたら
私を繋ぎ止めているこの鎖を外すことができたなら
言いたいことを全部口にすることができたなら
声高らかに はっきりと
世界中に聞こえるように

詳しい対訳は下記リンクで。
http://www.nexyzbb.ne.jp/~yassum/75-nina-simone.html

(馬場一浩)

12月 13, 2011 by Tsurutani

今日の一曲:Tom Waits “Chocolate Jesus (live)”

トム・ウェイツ・ナイト」のために最近彼の曲を初期の頃までさかのぼって聴き直しているのですが、アルバム単位で言うとやはり断然『Rain Dogs』ですね。その圧倒的な傑作を除けば、僕は99年の『Mule Variations』が傑出していると思います。そのアルバムに収録の “Chocolate Jesus” という曲のライブ映像(アメリカのTV番組『Late Show with David Letterman』)がYouTubeに上がっていて、このビデオがTom Waitsの中で最多ストリーミングを記録している模様。こんなパフォーマンスがテレビで見られるってすごいですね。

「トム・ウェイツ・ナイト」は今夜NEWPORTにて開催です!お待ちしております!

12月 12, 2011 by Tsurutani

今日の一曲:Air “Le Voyage Dans La Lune(月世界旅行)”

世界初のSF映画と言われるフランスのジョルジュ・メリエス監督作品『Le Voyage Dans La Lune』(1902年)。邦題『月世界旅行』として知られるモノクロのサイレント短編映画ですが、なんとこの作品の手仕事によるカラー・バージョンというのが1993年に発見され、その修復作業が今年の初めに完成。そしてAirがそのサウンドトラックの制作を依頼され、それがカンヌ映画祭で上映されたそうです。その一部のシーンがこちら。

映画本編は16分ですが、Airの二人がそれをフル・アルバムに発展させて2月7日に『Le Voyage Dans La Lune』としてリリース。”Seven Stars” という曲ではBeach HouseのVictoria Legrandをボーカルでフィーチャーしていて、これはNMEのサイトで聴けます。

下の映像が1902年のオリジナル。これはクラシックのサウンドトラックが付いているバージョンです。

12月 09, 2011 by Tsurutani

今日の一曲:Francis And The Lights “If They Don’t Come Tomorrow”

洗練されまくりのアーバン・ファンク・ポップな2010年のミニ・アルバム『It’ll Be Better』にやられて以来新作を待ちわびているFrancis And The Lights。バンドではなくFrancis Farewell Starlightというアーティストのソロ・プロジェクトで、最近『The White Room』というコンサート・フィルムがネットで公開されました。新曲も何曲かやっていて、これはその中から “If They Don’t Come Tomorrow”という曲。

『It’ll Be Better』はほんとに素晴らしいので要チェック。そこに収録の “Darling, It’s Alright” のビデオもいかしてます。

12月 08, 2011 by Tsurutani

今日の一曲:Nite Jewel “One Second Of Love”

来年の3月6日にリリースとなるNite Jewelのニュー・アルバム『One Second Of Love』からタイトル曲が公開。レーベルをSecretly Canadianに移籍しての最初のアルバムです。前の『Good Evening』が相当良かっただけにこれは楽しみ。

One Second Of Love by Nite Jewel

12月 07, 2011 by Tsurutani

今日の一曲:Shigeto “Lineage”

GhostlyからリリースいているShigetoというアーティスト。全くノーチェックでしたが、1月31日に出るミニ・アルバムからのタイトル・トラックがとてもいいです。ブルックリンのプロデューサー、Zach Saginawによる名義で、名前もアートワークも日本的。音もなんとなく日本人好みなんじゃないかな。

右端の↓ボタンからダウンロード可。

Shigeto – Lineage by ghostly

12月 06, 2011 by Tsurutani

今日の一曲 (wizzjones):The Android Sisters “Electronic Sheep”

12月3日のNEWSOUNDは、DJがwizzjonesさん、アキラさん、マサトオ君の3人、さらにはFreedom Suite Folk ClubによるノンPAのアコースティック・ライブ、そして飛び入りでチャーベ君もDJで参加して盛り沢山でした。

文字通り新旧問わずのオールジャンルな選曲で、いい曲ばかりかかっていたのですが、この日一番耳に引っ掛かったのがThe Android Sistersというグループ。フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』にインスパイアされた80年代初頭のアメリカのラジオドラマ『RUBY』に、銀河を旅するサーカス一座の花形スターという設定で登場して反響を呼び、アルバムが発売されたというThe Android Sisters。ヤン富田のドゥーピーズのコンセプトの雛形になったことでもその筋では知られているそうです。

なんとwizzjonesさんはレアなLPをかけてましたが、オリジナル・アルバムに当時のラジオ音源を加えたものがEM RecordsからCD化されています。

Freedom Suite Folk Clubのライブ、いわば流しの状態でしたが、
それが逆に一体感あって良かった!!

12月 05, 2011 by Tsurutani

今日の一曲:Woods “Christmas Time Is Here”

やっぱりみんなCharlie Brown Christmasが大好きなんですね。ジャズ・ピアニスト、Vince Guaraldiが手掛けた60年代のTVシリーズのクリスマス・サントラは今聴いてもほんとに名作。その曲をなんとWoodsがカバーするなんて素敵な企画だ。

Pitchforkの記事で最初に上がっていたこの音源、今はいろんなサイトでダウンロードできるようになってます。こちらからもどうぞ〜(右端の↓ボタンでダウンロード)

Woods, “Christmas Time is Here” (Vince Guaraldi Cover) by The FADER

12月 02, 2011 by Tsurutani

今日の一曲:Charlotte Gainsbourg “Paradisco”

Charlotte GainsbourgがBeckと一緒に制作した2010年の傑作『IRM』のレコーディング・セッションからの未発表曲&ライブ音源集『Stage Whisper』が12月13日にリリース。通常盤とデラックス・エディションで内容がだいぶ違うようですが、この “Paradisco” は当然両方に収録。だってこれ最高じゃないか!

以前にこちらで紹介したConnan Mockasinと共演した “Out Of Touch” という曲も入っているみたいで、それも非常に楽しみであります。

Paradisco by planned_obsolescence

12月 01, 2011 by Tsurutani

12月12日(月)トム・ウェイツ・ナイト

毎回一人のアーティストに焦点を当て、そのアーティストの楽曲やカヴァー曲ばかりかける企画。今度はトム・ウェイツでやらせて頂きます!!先日7年ぶりの新作『Bad As Me』がリリースされたトム・ウェイツ。初期の楽曲からISLAND時代、そしてもちろん近年のアルバムやサントラ音源まで、3時間たっぷりかけ倒します!

<トム・ウェイツ・ナイト>

12月12日(月)21:00 – 24:00
選曲:山崎円城 (F.I.B JOURNAL), 鶴谷聡平 (NEWPORT)
チャージ・フリー

*リクエスト受け付けます。CD、LP、MP3などお持ちください。

11月 30, 2011 by Tsurutani
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