Emily Kingを初めて知ったのはRhyeのFader Mix(Rhyeによる1時間の傑作ソウルMixで今でもフリーダウンロード可能)に入っていた “Georgia” でした。エアリーなヴォーカルが本当に素晴らしいシンガーで、最近ではTaylor McFerrinのアルバム『Early Riser』でも1曲フィーチャーされていましたね。”Distance” は今年の初めにシングルでリリースされていた曲ですが、割と最近になってビデオクリップが公開。しっとりした曲調が梅雨の時期に一段とハマって、最近毎日リピートしています。彼女のSoundcloudページではフリーダウンロード可能ですのでぜひ。
6月のNEWSOUNDスケジュール
NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの6月のスケジュールです。
6/07 AKO
6/14 馬場一浩
6/21 武藤祥生 浦 裕美
6/28 青野賢一
21:00 – 24:00(6/21のみ20:00 – 24:00)
Charge free.
Enjoy music.
*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーですので、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。
今日の一曲 : Adult Jazz “Spook”
以前にこちらでも紹介したUKのリーズ出身の4人組バンド、Adult Jazz。フォークやブルースなどトラディショナルな音楽要素とフレッシュなインディー感覚がいい具合に融合したファースト・シングル『Am Gone/Springful』にすっかり魅了されていたのですが、その2曲も含む彼らの初のアルバム『Gist Is』が8月4日に自身のレーベルSpare Thoughtから遂にリリース。そのアナウンスにあわせて、アルバムの中から “Spook” が公開されました。10分にも及ぶ長尺なトラックで、前半のピアノやホーンの使い方、そして後半のパーカッシヴな展開がアルバムの充実ぶりを予感させます。シングルはどうやら日本に全く入荷していないようですが(Bandcampでオーダーした分は無事に届きました)、アルバムはCDもヴァイナルも出るのできっとどこかで買えるはず(またはデジタルで)。
『Gist Is』 Tracklist:
01. Hum
02. Am Gone
03. Springful
04. Donne Tongue
05. Pigeon Skulls
06. Spook
07. Idiot Mantra
08. Be A Girl
09. Bonedigger
今日の一曲 : Taylor McFerrin “The Antidote (feat. Nai Palm)”
Flying Lotusが主宰するBrainfeederからデビュー・アルバム『Early Riser』を日本先行でリリースしたばかりのTaylor McFerrin。ジャズ界のベテラン・シンガー、Bobby McFerrinを父に持つ彼がBrainfeederからというのも驚きですが、それは音を聴けば納得。オーガニックなソウルやジャズの要素とフューチャリスティックなビート・ミュージックがいい具合に混ざり合ったアルバムで、豪華なゲストに目が行きますが、これだけバランス良くまとめ上げたのはTaylor McFerrinの手腕でしょう。アルバムでは本人自身が歌っているのは数曲で、意外とシンガーというよりはプロデューサーとしての気質が強い人なんですね。Jose JamesというよりはThundercatの流れに近いサウンドというか。実際『Early Riser』にはThundercatとRobert Glasperをフィーチャーした “Already There” という曲が収録されていて、本来ならこのとてもスリリングなジャズ・トラックを今日の一曲にしたいところですがストリーミングがないので断念。代わりにHiatus KaiyoteのNai Palmをヴォーカルにフィーチャーしたアルバム中もっともポップな “The Antidote” を。今週末の「BRAINFEEDER 4」でのTaylor McFerrinのライヴが一体どんなパフォーマンスになるのか気になります。
UPDATE: “Already There” も公開されました。
『Early Riser』 Tracklist:
01. Postpartum
02. Degrees of Light
03. The Antidote feat. Nai Palm
04. Florasia
05. 4 AM
06. Stepps
07. Already There feat. Robert Glasper & Thundercat
08. Decisions feat. Emily King
09. Blind Aesthetics
10. Place in My Heart feat. Ryat
11. Invisible/Visible feat. Bobby Mcferrin & Cesar Camargo Mariano
12. PLS DNT LSTN
13. My Queen feat. Vincent Parker (Bonus Track for Japan)
今日の一曲 : Everything But The Girl “Each And Every One (Live)”
先日の「エヴリシング・バット・ザ・ガール・ナイト」にお越しいただいた皆様ありがとうございました!その選曲のためにここ最近はEBTGの音源をじっくり聴き直していたのですが、個人的には91年の『Worldwide』や94年の『Amplified Heart』といった中期のアルバムの良さがしみじみと伝わってきて再発見でした。彼らのオリジナル・アルバム9枚のうち、1枚目から7枚目まではデラックス・エディションが2013年にリリースされていて、リマスターされたオリジナル・アルバムに加えシングルのB面曲やライヴ音源、宅録デモなどを収録したCD2枚組で、ハードカバー仕様のアートワークもクオリティー高くておすすめです。
どの時代、どのスタイルもそれぞれの良さがあるのですが、やはり核となるのは歌と曲の圧倒的な良さであり、一通り聴いた上で思ったのは、ヴォーカルとギターだけでシンプルに演奏した曲にこそ彼らの魅力が詰まっているということ。ファースト・アルバム『Eden』の冒頭を飾る “Each And Every One” はボッサ・ジャジーな彼らの初期の名曲な訳ですが、同アルバムのデラックス・エディションに収録されているこの曲の宅録デモは二人でひっそりと演奏していて、まるで息遣いまで聴こえてきそうな親密度でドキッとします。”Each And Every One” を二人だけで演奏したアコースティックなライヴ音源が7枚目のアルバム『Amplified Heart』のデラックス・エディションに収録されていて、これはフォーク・ソウルなアルバムを目指したというこの時期ならではのハートウォーミングなヴァージョンです。残念ながらストリーミングが見つからないので、ほぼ同じアレンジで同じフレージングの下記のライヴ映像(94年頃の同時期の演奏と思われます)をチェックしてみてください。
5月28日(水)山下達郎ナイト Vol.3
毎回一人のアーティストに焦点を当て、そのアーティストの楽曲やカヴァー曲ばかりかける「○○ナイト」。その中でも特に人気の高かった「山下達郎ナイト」の第3弾が今年も開催決定です!選曲はお馴染みユゲタツことYugeの弓削匠さん!そして昨年のVol.2で圧巻のプレイを見せつけてくれたナガタツこと三宿Webの長澤さんが今年もゲストで登場!新たな伝説が生まれるのか!?ヤマタツナイト未体験の方もどうぞお見逃し無く!!
<山下達郎ナイト Vol.3>
5月28日(水)20:00 – 24:00
選曲:弓削匠 (Yuge)
スペシャル・ゲスト:ナガサワ a.k.a. ナガタツ (三宿Web)
チャージ・フリー
*リクエスト受け付けます。CD、LP、MP3などお持ちください。
<これまでの○○ナイト>
ニーナ・シモン
セルジュ・ゲンズブール
ジョニ・ミッチェル
トム・ウェイツ
カエターノ・ヴェローゾ
山下達郎
ドナルド・フェイゲン
ヨ・ラ・テンゴ
シャーデー
YMO
ECM
山下達郎 Vol.2
ロイ・エアーズ
ザ・ビーチ・ボーイズ
ユーミン
エルヴィス・コステロ
マーヴィン・ゲイ
ア・トライブ・コールド・クエスト
エヴリシング・バット・ザ・ガール
5月17日(土) エヴリシング・バット・ザ・ガール・ナイト
毎回一人のアーティストに焦点を当て、そのアーティストの楽曲やカバー曲ばかりをかける「○○ナイト」の最新章はEverything But The Girlの特集です!トレイシー・ソーンとベン・ワットによる男女デュオ、EBTGは、80年代にはシンプルなアコースティック・ポップ、90年代にはエレクトロニックなサウンドに接近して人気を博しました。2000年代に入るとそれぞれがシンガーやプロデューサーとして活躍。そしてベン・ワットが実に31年ぶりとなるソロ・アルバム『Hendra』をこの4月に発表したタイミングに合わせ、満を持しての「EBTGナイト」開催です!!
<エヴリシング・バット・ザ・ガール・ナイト>
5月17日(土)20:00 – 24:00
選曲:鶴谷聡平 (NEWPORT)
チャージ・フリー
*リクエスト受け付けます。CD、LP、MP3などお持ちください。
<これまでの○○ナイト>
ニーナ・シモン
セルジュ・ゲンズブール
ジョニ・ミッチェル
トム・ウェイツ
カエターノ・ヴェローゾ
山下達郎
ドナルド・フェイゲン
ヨ・ラ・テンゴ
シャーデー
YMO
ECM
山下達郎 Vol.2
ロイ・エアーズ
ザ・ビーチ・ボーイズ
ユーミン
エルヴィス・コステロ
マーヴィン・ゲイ
ア・トライブ・コールド・クエスト
5月のNEWSOUNDスケジュール
NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの5月のスケジュールです。
5/03 高木慶太
5/10 馬場一浩
5/17 エヴリシング・バット・ザ・ガール・ナイト
5/24 青野賢一 (BEAMS RECORDS)
5/31 Sunny Sappa
21:00 – 24:00(5/17のみ20:00 – 24:00となります)
Charge free.
Enjoy music.
*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーですので、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。
今日の一曲 : Sonzeira “Southern Freeez”
Gilles Petersonによる新たなブラジリアン・プロジェクト、Sonzeiraのアルバム『Brasil Bam Bam Bam』が5月27日にリリース。今回はBrownswoodからではなく、10年以上振りにTalkin Loudから。Sonzeiraは、Seu Jorge、Marcos Valle、Elza Soares、Wilson Das Nevesなどなど新旧のブラジル音楽のスーパースターを集めてリオ・デ・ジャネイロで録音。サウンド・プロダクションはKassinと、UKから2 Banks Of 4のRob GallagherとFloating PointsのSam Shepherdも加わっています。これだけのメンバーが参加して悪い訳が無いと思いますが、個人的にはLucas Santtanaの参加曲がどんな仕上がりになっているのか気になります。そして “Naná” や “Aquarela Do Brasil” といった名曲のカヴァーに混ざって、UKジャズファンクの古典であるFreeezの “Southern Freeez” をカヴァーするところがGillesっぽくていいですね。しかもこのヴァージョン、おそろしくモダンなエレクトロニック・ボッサ・ダブで、きっとSam Shepherdの仕業ではないでしょうか。Sonzeiraの “Southern Freeez” はレコードストアデイ限定の7インチとしてリリースされていますが、日本のショップには入荷した形跡がほとんどないようです。Bandcampで直接買えるようだったのでオーダーしてみました。
以下はアルバムのトレーラーとトラックリストです。
『Brasil Bam Bam Bam』Tracklist:
01. Where Naná Hides
02. Naná
03. Sambãio
04. Brasil Pandeiro
05. Xibaba (She-bá-ba)
06. America Latina
07. Southern Freeez
08. The Mystery Of Man
09. Aquarela Do Brasil
10. Estrelar
11. Um Toque
12. Bam Bam Bam
13. City Of Saints
ゴールデンウィークの営業のお知らせ
ゴールデンウィークの営業は以下のようになります。
4月28日(月)11:30-24:00
4月29日(火・祝)12:00-24:00
4月30日(水)11:30-24:00
5月1日(木)11:30-24:00
5月2日(金)11:30-24:00
5月3日(土・祝)12:00-24:00
5月4日(日・祝)休み
5月5日(月・祝)12:00-24:00
5月6日(火・振替休日)12:00-24:00
ご来店お待ちしております!