今日の一曲 : Thundercat “Heartbreaks + Setbacks”

時代の遥か先を行っていた(今もなお)傑作コズミック・フュージョン『Golden Age of Apocalypse』に続く、ベーシストThundercatの2年振りとなるセカンド・アルバムが7月9日にBrainfeederからリリース。今度のタイトルはシンプルに『Apocalypse』で、エグゼクティヴ・プロデューサーは勿論Flying Lotus。そこからの最初のシングル “Heartbeat + Setbacks” が公開です。前作同様、曲単位というよりはアルバムとして聴くべき作品になるかと予想されます。

“Apocalypse” Tracklist:
01. Tenfold
02. Heartbreaks + Setbacks
03. The Life Aquatic
04. Special Stage
05. Tron Song
06. Seven
07. Oh Sheit It’s X
08. Without You
09. Lotus and the Jondy
10. Evangelion
11. We’ll Die
12. A Message for Austin / Praise the Lord / Enter the Void

4月 17, 2013 by Tsurutani

4月22日(月)NPワイン会:ゲヴュルツトラミネール

NEWPORTのワイン会のお知らせです。普段グラスでお出ししているものよりもワンランク上のクラスのワインを、この日だけの非常にお手頃な価格にてグラスでご提供します。今回はライチや柑橘の香りが特徴的な白ブドウ品種、フランス/アルザス地方のゲヴュルツトラミネールを2種です。

4月22日(月)21:00~
  
会費:1,400円(下記①②のグラス1杯ずつ)

① ジュリアン・メイエ ゲヴュルツトラミネール キュヴェ・デ・ピュセル 2011(白)ゲヴュルツトラミネール100%

② ドメーヌ・ブリムローズ ゲヴュルツトラミネール 2006(白)ゲヴュルツトラミネール100%

*先着14名様まで。
*それぞれのお席でお飲み頂きますので、お時間に遅れても早くいらしても大丈夫です。
*普段と同じ雰囲気ですのでお気軽にどうぞ。

① ジュリアン・メイエ ゲヴュルツトラミネール キュヴェ・デ・ピュセル 2011

1705年から存在するドメーヌで、現在はビオディナミ農法でワインを造る。彼のゲヴュルツはまず上品、香りはふくよかで厚みがあり、バラの大輪、カサブランカといった一度嗅いだら忘れられません。スワリングをすると、焼き栗のような甘〜く柔らかなボリュームたっぷりの香りに移行し、色も濃く、見た目だけでもゾクゾクきます。勿論味は超一流、この個性の強い品種の個性を抑えてポテンシャルを引き出した、そしてしつこいようですが本当に本当にエレガントなのです。この個性をエレガント系に引っ張るのは大変です。個性の強い美人が最後にシックな美にたどり着いたごとくの味わいなのです。

② ドメーヌ・ブリムローズ ゲヴュルツトラミネール 2006

アルザスの新世代女性醸造家です。長らくぶどう栽培を営んできたメッツ家の前当主グザヴィエ・メッツは、1991年に「ドメーヌ・デ・シャルトルー」を設立しワイン造りを開始。2002年、「ペルノ・リカール・グループ」のワインメーカーだった息子のクリストフ・メッツが、パリやボルドーで弁護士として活躍していたカルメール・シモンとの結婚をきっかけにアルザスに戻りドメーヌを継承。彼らは即座に一切の化学肥料や農薬の使用を止め、翌2003年からはビオディナミを開始して土壌の改良に取り組むと同時に、エコロジーの思想に基づいて醸造所を再建。また、「私たち自身が本当に飲みたいと思うワインを造る」という哲学を遵守し、ビン詰め後最低2年間はカーヴで熟成させ、飲み頃を迎えたワインのみを販売するといった改革を行いました。2005年にはドメーヌ名を「ブリムローズ」に改称(「ブリム」は、ラベルにも描かれているアルザスに咲く花の名前で、「ローズ」はドメーヌの所在村「Rosheim(バラの村)」のシンボルでもあるバラです)。 しかし2008年、クリストフは脳の病気に冒され、闘病の末他界してしまいました。すでに醸造学校も修了し、クリストフと共にワインを造っていたカルメール・シモン・メッツは、夫の意志を継ぎ、アルザスではまだ極めて珍しい女性醸造家の道を歩みはじめました。

4月 16, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Neneh Cherry & Afrika Baby Bam “Nina”

昨年の『The Cherry Thing』で衝撃的なカムバックを果たしたNeneh Cherryが、今度はJungle BrothersのAfrika Baby Bamとの共作曲 “Nina” を公開。プロデュースは、『The Cherry Thing』に収録のSuicideのカヴァー “Dream Baby Dream” の傑作リミックスが記憶に新しいFour Tetです。プリミティヴなパーカッションとヘヴィーなベース、そして二人のポエトリーの掛け合いがスーパー・クールな一曲。リリース情報はまだ出ていないようですが、このプロジェクトがどのように発展していくのか期待せずにはいられません。(UPDATE: フリー・ダウンロード可能になりました)

4月 16, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Floating Points Ensemble “Wires”

Floating Pointsが主催するEglo Recordsから5月に出るレーベル・コンピレーション『Eglo Records Vol.1』。これまでの4年間にリリースされたシングルから選ばれたトラックを年代順に収録したCD2枚組で、このコンピのためのエクスクルーシヴも4曲収録。そのうちの一曲であるFloating Points Ensembleの “Wires” が公開されています。この名義はSam Shepherdによる生音プロジェクトで、今回の曲もストリングスなど総勢13人編成の壮大なシネマティック・チューン。Floating Points Ensembleとしては今のところNinja Tuneからの2010年の10インチ『Post Suite/Almost In Profile』が出たっきりで、ぜひともこのコンセプトでアルバムまで行って欲しいところです。

“Eglo Records Vol.1” Tracklist:

CD1
1. Floating Points – Radiality
2. Floating Points – Vacuum Boogie
3. Funkineven feat. Fatima – Kleer
4. Shuanise – Catch
5. Fatima – Soul Glo
6. Funkineven – She’s Acid
7. Floating Points – Shark Chase
8. Arp.101 – Dead Leaf
9. Funkineven – Heart Pound
10. Arp.101 – Flush
11. Mizz Beats – Sanctuary

CD2
1. Fatima feat. Floating Points – Innervisions
2. Floating Points – Sais(Dub)
3. Floating Points – Marylin
4. Funkineven – Roland’s Jam
5. Floating Points – Danger
6. Arp.101 – U
7. Mizz Beats – Scientific Brainpriest
8. Floating Points – Myrtle Avenue
9. Fatima – Visit You
10. Floating Points Ensemble – Wires
11. Shuanise – Mercy
12. GB Presents The Abstract Eye – Reflexes

4月 12, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Jessie Ware “Imagine It Was Us”

インディーからオーヴァーグラウンドまで巻き込んで大絶賛、以前にこちらでも紹介したJessie Wareの2012年の傑作アルバム『Devotion』が間もなくUS盤でリリース。そこに収録される(UKではGold Editionに収録される)新曲 “Imagine It Was Us” のビデオが公開されました。アルバムの中でも最もポップでダンサブルでキラキラの一曲ですね。Madonnaを連想するビデオも最高です。

4月 09, 2013 by Tsurutani

4月13日(土)NEWPORT 5周年パーティー

おかげさまでNEWPORTは5周年を迎えます。5年間も続けることができたのは、ひとえにご来店頂いた皆様のおかげです。本当にありがとうございます!!

今年の周年パーティーは、レギュラーのDJ陣と代々木エリア在住の方々に多数ご出演頂き、お一人20分ずつそれぞれのテーマに沿った選曲で盛り上げて頂きます。

5周年記念のマグカップも制作しました。周年パーティー当日から販売を開始します。(UPDATE: 諸事情により4月20日以降の販売となります。)

そして例年どおりフリーフードで皆様のお越しをお待ちしております。ぜひ一緒に楽しい時間を過ごしましょう!!!

<NEWPORT 5周年パーティー>

4月13日(土)19:00 – 24:00
会場:NEWPORT
入場無料

*当日はフリーのフィンガー・フードをご用意してお待ちしております。数量に限りがございますのでお早めにご来店ください。
*ドリンクはキャッシュオンで販売します。
*ドリンク売上の一部は、東日本大震災の義援金として寄付させて頂きます。(UPDATE: 25,700円を寄付させて頂きました。ありがとうございました!)

<DJ タイムテーブル>

19:00 OPEN
19:40 濱田大介 (Little Nap COFFEE STAND) *本人不在のためプレイリストで参加
20:00 Sumire (Twee Grrrls Club)
20:20 mio (BYT)
20:40 Sappa
21:00 Toshi (Pepe California)
21:20 馬場一浩
21:40 高木慶太
22:00 山崎真央 (Cay/gm projects)
22:20 竹田直樹 (アーヴァン感)
22:40 渡辺克己
23:00 弓削匠 (Yuge)
23:20 鶴谷聡平 (NEWPORT)
23:40 青野賢一 (BEAMS RECORDS)
24:00 *2周目はフリースタイルで

<選曲テーマ> *順不同

2-TONE SKA
70’S PUNK
80’S DISCO
ASIA
BEATLES
DEF MIX PRODUCTIONS
HIP HOP
KRAFTWERK
REGGAE
ROCKABILLY
SAMBA
SKY HIGH PRODUCTIONS
URBAN

4月 08, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : DJ Koze “Magical Boy” (Feat. Matthew Dear)

ドイツのプロデューサー、DJ Koze(コーツェ)の8年振りのアルバム『Amygdala』が出ました(日本盤CDは4月10日)。一言でテクノと呼ぶにはあまりに雑食的で、隠しても滲み出てしまう変態性も手伝って中々ブレイクしきらない感もありましたが、ここ数年はリミックス・ワークや自身の主催するPampaからのリリースですっかり人気も上がってきた様子。そんな中リリースされた待望のニュー・アルバムが素晴らし過ぎます。CaribouやApparat、Matthew Dear、そしてRhyeのシンガーであるMiloshなどゲストを多数フィーチャーし、音のスタイルも実験的な歌ものハウスからギターが心地良いインスト、そしてスローなR&Bからレフトフィールドなダウンテンポまで、実に多彩かつひねりの利いたエレクトロニック・ポップ・アルバム。先行シングルやストリーミング公開されていたトラックだけでは掴みきれなかった、まさにアルバムとして聴きたい作品です。今日の一曲は、Kozeの歌ものハウス路線の中からおすすめの “Magical Boy”。レーベルのSoundcloudでは全曲フル・ストリーミングできます。

4月 08, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Takako Minekawa & Dustin Wong “Party On A Floating Cake”

嶺川貴子とダスティン・ウォングという、この組み合わせを聞いただけで期待せずにはいられない二人のアーティストによる共作アルバム『Toropical Circle』が5月15日にPLANCHAからリリース。アートワークやビデオクリップの制作も二人で行ったそうで、そのアルバムからの最初のビデオ “Party On A Floating Cake” が公開されました。ダスティンのソロに輪をかけてドリーミーな、音も映像も完璧なコラボですね。アルバムではギターとヴォーカル以上の二人のやりとりが聴けるのかどうか?気になるところです。

“Tropical Circle” Tracklist:
01. Party on a Floating Cake
02. Windy Prism Room
03. Circle has Begun (yorokobi humming)
04. Two Acorns’ dreams Growing as One
05. I Want to be with You
06. Swimming Between Parallel Times
07. Bell Tree Dancers
08. Enneagram Journey
09. New Circle was Begun
10. Story of Roots and Hands
11. Solar Glory
12. Electric Weave
13. Mirror Underwater in a Magic Lantern

4月 01, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Nirosta Steel “Foxy Pup”

80年代にはArthur Russellのコラボレーターであり、現在は彼のトリビュート・プロジェクトであるArthur’s LandingのリーダーでもあるSteven Hall。元々は彼がRough Tradeからリリースするための作品として、プロデュースとミックスをArthur Russellが手がけていた1985年のお蔵入り音源が、Steven HallによるNirosta Steel名義で3曲入り12インチ『Foxy Pup』として4月20日にリリースされるというニュース。(via Pitchfork)

Steven Hallのギターやヴォーカルに、Arthur Russellがドラム・マシーンやチェロ、そしてヴォーカルまで加えて、さらにあの独特なリヴァーブやディレイなどによってまさにArthur Russell全盛期のサウンドを作り上げています。フォーキーな歌ものの “So Unusual” と “Every Single Night” もいいのですが、やはりタイトル曲の “Foxy Pup” が出色です。

3月 29, 2013 by Tsurutani

4月のNEWSOUNDスケジュール

NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの4月のスケジュールです。

4/06 森江統 a.k.a. POWDA
4/13 NEWPORT 5周年パーティー
4/20 石井亮 (81.3FM J-WAVE Rendez-Vous)
4/27 青野賢一 (BEAMS RECORDS)

21:00 – 24:00(4/13のみ19:00 – 24:00となります)
Charge free.
Enjoy music.

*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーですので、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。

3月 22, 2013 by Tsurutani
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