今日の一曲 : Isolée “Allowance”

IsoléeことRajko MüllerのニューEP『Allowmance』がDJ Koze主宰のPampaよりリリース。日本の各ショップにも間もなく到着する模様です。収録の3曲がフル・ストリーミングで上がっていてこの数日リピート中。特にタイトル曲がメランコリック・ハウスで最高です。ビデオが謎ですが。。Isolée(イゾレ)って誰?という人は’98年の大クラシック ‘Beau Mot Plage’ を今すぐチェック。

2月 16, 2013 by Tsurutani

2月27日(水)ECMナイト

すっかりNEWPORTの人気企画となっている「○○ナイト」の最新章は、初のレーベル特集!!これまでは毎回一人のアーティストに焦点を当て、そのアーティストの楽曲やカヴァー曲ばかりかけるコンセプトでしたが、今回は一つのレーベルの音源だけから選曲して、膨大なカタログの中からそのレーベルならではの独特なサウンドスケープを描き出してみようという主旨で行います。

1969年の設立以来現在まで、設立者であるManfred Eicher(マンフレート・アイヒャー)の美意識で貫かれたジャズ〜ワールドミュージック〜現代音楽〜クラシックなど広範囲に渡る作品群で揺るぎない活動を続けるドイツのECM Records。一般的に有名なアルバムから全く知られていないものまで、4時間で一体どう聴かせてくれるのかは選曲者の腕の見せ所。どうぞご期待ください!!

<ECMナイト>

2月27日(水)20:00 – 24:00
選曲:弓削匠 (Yuge), 山崎真央 (gm projects)
チャージ・フリー

*リクエスト受け付けます。CD、LP、MP3などお持ちください。

2月 14, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Humpe & Humpe “Yama-Ha”

一度聴くと口ずさみたくなる曲、ナンバー1です。
1985年に発表されたドイツの姉妹デュオ、フンペ・フンペのアルバム「Humpe Humpe」からの一曲、
その名も「YAMA-HA」!歌詞は、日本企業を羅列して歌われます。そのチープで可愛らしい感じがいい。
当時もかなりヒットしたみたいですので、ご存知の方もいらっしゃって、懐かしいのではないでしょうか。
アルバムにはデペッシュ・モードのメンバーなど蒼々たるメンツも参加しているそうです。
あ、ちなみに邦題は「これが人生だ」です。なんか昔のレコード会社って、すごい邦題付けてますよね。
これ廃盤にもならず、今でも買えるから名盤なんですね。よろしかったらご購入ください。

(馬場一浩)

2月 14, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Anika “In The City”

PortisheadのGeoff Barrowがプロデュースしたアルバム『Anika』でデビューしたベルリン在住のシンガー、Anikaの久しぶりの新作『Anika EP』が4月にStones Throwからリリース。アルバムに入っていたThe Kinksのカヴァー “I Go To Sleep” 以外の新録となる3曲もカヴァーで、The Crystalsの “He Hit Me” やShocking Blueの “Love Buzz” といった60年代の楽曲と、Italians Do It BetterからリリースしているChromaticsの “In The City” を取り上げています。公開された “In The City” は、Anikaの無表情なヴォーカルとGeoff BarrowのBeak>路線のざっくりしたバンド・サウンドが期待どおりの仕上がりです。

“Anika EP” Tracklist:

1. I Go To Sleep
2. He Hit Me
3. Love Buzz
4. In The City
5. No One’s There (dub)
6. Yang Yang (dub)

2月 12, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : James Blake “Retrograde”

James Blakeのセカンド・アルバムの詳細が明らかになって、遂に新曲がオフィシャルに公開されました。2011年の『James Blake』に続くアルバムのタイトルは『Overgrown』で、4月8日にRepublicからリリース。最初のトラック “Retrograde” は、前作のバラードっぽい歌ものと彼のダンス・トラックで聴かれたようなテンションの高いシンセとの組み合わせが絶妙。下のライヴ映像は昨年12月のロンドンでのライヴで、新曲を2曲演奏しています。このクリップの1曲目と、8:32あたりからの “Retrograde” がそれで、どちらも恐ろしくかっこいいですね(ライヴの方が好きなぐらい)。

2月 08, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Iron and Wine “Lovers’ Revolution”

シンガー・ソングライターのSam Beamによるプロジェクト、Iron & Wineの『Kiss Each Other Clean』(2011年)に続く新作『Ghost On Ghost』が4月15日にリリース。元々はカントリー・フォークな色合いが強かった人ですが、アルバムごとにバンドっぽくなって作風も広がっています。そしてニュー・アルバムからの最初のトラック “Lovers’ Revolution” はかなりジャズっぽいですね。それもそのはず、今作は天才ジャズ・ドラマー、Brian Bladeが参加しているとのこと。これはアルバムが相当楽しみです。

“Ghost on Ghost” tracklist:

01. Caught in the Briars
02. The Desert Babbler
03. Joy
04. Low Light Buddy of Mine
05. Graces for Saints and Ramblers
06. Grass Windows
07. Singers and the Endless Song
08. Sundown (Back in the Briars)
09. Winter Prayers
10. New Mexico’s No Breeze
11. Lovers’ Revolution
12. Baby Center Stage

2月 04, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Peggy Lee with Benny Goodman “Where Or When”

イメージフォーラムで現在公開中のミランダ・ジュライ監督・主演作品『ザ・フューチャー』。前作『君とボクの虹色の世界』よりもディープなテーマで、後に余韻が残る映画でした。その前作はサントラも出ていて、Michael Andrewsによるドリーミーでエレクトロニックなオリジナル・スコアがとても良かったのですが、今作はサントラのリリースはない模様。Jon Brionが手掛けた音楽が良かっただけに勿体ない気もします。本編中で印象的に使われている既発曲としては、ダンス・シーンでかかるBeach Houseの “Master Of None” がありますが、それと並んで重要な役割を果たしているのがPeggy Leeの “Where Or When”。Benny Goodmanの演奏をバックに歌うオールド・ジャズ・ナンバーで、主人公のカップルがお互いを確認するサインとして選んだのがこの曲。何気にこの曲の歌詞が『ザ・フューチャー』の根底に流れているような気がします。

2月 02, 2013 by Tsurutani

今日の一曲:Yellow Magic Orchestra “東風”

1/26(土)の「YMOナイト」、とても大勢のお客様にお越しいただきありがとうございました。結局、5時間以上に渡りYMOと各メンバーのソロ作品、そしてカバー作品をプレイしたのですが、まだまだやれる、そう感じました。トップバッターのDJ、美穂ちゃんはしっかりと練ってきた選曲を披露。続く美緒ちゃん(BYT)は、静かな感じでいくのかと思えば、2トーン・スカの影響をモロに受けた「Multiplies」などもプレイし、幅広い選曲で楽しませてくれました。
私は1セット目は各メンバーのソロ作品を多めに選び、2セット目に往年のYMOの曲を中心にプレイ。なるべくDJ的なアプローチで曲を聴かせるべく、ダンスミュージックをミックスするように、繋いでいくパートを意識的に多くしました。本当にどの曲もそれぞれのよさがあり、「今日の一曲」はなかなか決めにくいのが正直なところですが、一晩で何度かバージョン違いがかかった「東風」を挙げておきたいと思います。
「東風」は、YMOのデビューアルバム『Yellow Magic Orchestra』に収録されたのが最初。1978年のことです。アールデコ調のイラストが描かれたジャケットの日本国内発売盤には「東風(Tong Poo」と表記されていますが、その後にリリースされた同アルバムのUS盤(髪の毛がケーブルになった女性のジャケット)は「Yellow Magic(Tong Poo)」となっていて、間奏部分に日本盤にはなかった吉田美奈子のコーラスが加えられています。音のミックスも日本盤とUS盤では全く違うもので、US盤の方がメリハリの効いた明るい印象です。同じタイトルのアルバムでもこれだけ違う上、ライブバージョンはまた時代によって大きく異なります。1979年のワールドツアーは、曲の構成はアルバムバージョンに近いのですが、間奏パートは渡辺香津美のギターソロ。1980年の国内ツアーでは、それを下敷きにドラムに2トーン・スカのエッセンスを加えた演奏に。このツアーでは大村憲司がギターソロを披露しています。同じ年のワールドツアーでは、矢野顕子のアルバム『ごはんができたよ』に収録のボーカルバージョン(これも素晴しい)とほぼ同じ、沖縄を感じさせる跳ねたリズムとなり、それまでの長めのソロパートを割愛したシンプルな演奏へと変化しました。
今回、美緒ちゃんが先に日本盤バージョンの「東風」をプレイしていたので、私は80年のワールドツアーのライブバージョンとUS盤の12インチシングル(バージョンはUS盤アルバムと同じ)とをミックスしてかけました。こんなことが出来るのも、この1アーティスト縛り企画の面白いところではないでしょうか。ストリーミングには日本盤のバージョンを選びましたが(画面に出てくるジャケットはUS盤のもの)、他のバージョン(特にライブ)も併せて聴くと、曲の変遷が分かって面白いと思います。
さて、長々と「東風」について書きましたが(まだまだ書くべきことはあります)、YMOはそのくらい奥が深く、曲も演奏もバリエーション豊富だということを改めて認識しました。持ってきたけれどかけられなかった曲もまだまだたくさんあるので、また是非やりたいと思います。「YMOナイト」。

(青野賢一)

1月 31, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Bonobo “Cirrus”

Ninja Tuneを代表するプロデューサーの一人、Bonoboが2010年の『Black Sands』以来となるアルバム『The North Borders』を4月1日にリリース(UPDATE: 日本盤先行で3月23日リリース)。最初のトラック “Cirrus” のビデオが公開です。カリンバっぽいイントロがオーガニックでちょっぴり切ない、いかにもBonoboらしいトラックで素晴らしいですね。BonoboのサイトではEmailアドレスを入れると”Cirrus” がフリー・ダウンロードできます。

1月 25, 2013 by Tsurutani

今日の一曲 : Everyone “No Time To Waste”

一部では2012年のベスト・アルバムの呼び声も高かった『World, You Need a Change of Mind』で知られるKindnessが、Joakim、Jam Cityという何とも興味深い三人で始めたEveryoneなるユニット。彼らの初のトラックがFACT Magazineのプレミアで公開されました。まるで往年のシカゴ・ハウスを思わせる歌もので、Larry Heardあたりが好きな人にはたまらないはず(僕もその一人です)。Everyoneのデビュー・シングル『No Time To Waste』はJoakimのヴァイナル・オンリーのレーベルCrowdspacerから2月11日にリリース。

1月 24, 2013 by Tsurutani
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