先日詳細がアナウンスされたDevendra Banhartの新作『Mala』から、“Für Hildegard von Bingen” に続き “Never Seen Such Good Things” が公開。やっぱりいいですね。間違いない。アルバム『Mala』は3月12日にNonesuchからリリースです。
2月16日(土)Noahlewis’ Mahlon Taits presents 「I Wonder What Became Of 78rpm」
昨年11月に7年振りの新作『Gift from Noahlewis’ Mahlon Taits』をアナログ盤のみでリリースしたバンド、Noahlewis’ Mahlon Taitsが主催するSP盤ナイトの開催が決定!メンバー6人が78回転のSP盤ばかりをかける夜、その名も「I Wonder What Became Of 78rpm」!!
そう、彼らはSP盤コンピ『I Wonder What Became Of Records~12 Favorites From The Phonograph Era~Vol.1』の監修も務めていて、この日はきっと秘蔵の盤をかけてくれるはず。これは見逃せませんよー!!
Noahlewis’ Mahlon Taits presents
「I Wonder What Became Of 78rpm」
2月16日(土)20:00 – 23:00
選曲:Noahlewis’ Mahlon Taits
チャージ・フリー
2月のNEWSOUNDスケジュール
NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの2月のスケジュールです。
2/02 橋詰宗 (sosososo.com)
2/09 馬場一浩
2/16 Noahlewis’ Mahlon Taits presents「I Wonder What Became Of 78rpm」
2/23 青野賢一 (BEAMS RECORDS)
21:00 – 24:00(2/16のみ20:00 – 23:00となります。)
Charge free.
Enjoy music.
*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーですので、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。
今日の一曲 : Howard Jones “What is Love”
1月19日のNEWSOUNDは久し振りに武藤祥生さん (RADIO EVA) がDJでした。ネタもの的なジャズファンクから後半はハウスまで上げて行き、NEWPORTがいつもと違ってすっかり艶っぽいDJ BARに様変わり。音楽の力ってすごいですね。この日の選曲の中で印象的だったのがHoward Jonesの’83年の大ヒット曲 “What Is Love”。Hakan Lidboによるカヴァーも含め合計3ヴァージョン、要所要所でこの曲をかけていました。こういう直球な曲をかけられるのが大人のDJのいいところ。「愛とは何?」って永遠のテーマですね。
今日の一曲 : Jamie Lidell “Why_ya_why”
Jamie Lidellのセルフタイトルのニュー・アルバム『Jamie Lidell』が日本先行で2月6日にWarpからリリース。多彩なゲストを迎えた前作『Compass』とは異なり、今回は初心に戻るかのように一人で完結した作品とのことです。最初のシングル “What A Shame” はかなりデジタライズドなサウンドでしたが、最近公開された “Why_ya_why” はエレクトロニック度合いとジャジー・ソウルとホーン・セクションのブレンドが絶妙な一曲。そう言えばJamie Lidellはベルリンのテクノ・トリオ、Brandt Brauer Frickの3月のアルバム『Miami』でもヴォーカルで2曲に参加していて、昨日Stereogumで “Broken Pieces” がプレミア公開されていました。そちらも要チェックです。
今日の一曲 : Junip “Line Of Fire”
スウェーデンのシンガー・ソングライター、Jose Gonzalezがドラマーとキーボーディストの三人で組んでいるバンド、Junipによる2010年の『Fields』に続くアルバム『Junip』がCity Slangからこの春リリースというニュース。そこからの最初のトラック “Line Of Fire” が公開されました。相変わらずのやわらかなサウンドで期待を裏切りませんが、この曲を聴くと三人に加えて今回はストリングスも入っているようですね。いずれにせよ楽しみ過ぎます。バンドのSoundcloudページでダウンロードも可。
1月26日(土)YMOナイト
すっかりNEWPORTの人気企画となっている「○○ナイト」。毎回一人のアーティストに焦点を当て、そのアーティストの楽曲やカヴァー曲、ゲスト参加曲ばかりかける一夜です。これまではニーナ・シモン、セルジュ・ゲンズブール、ジョニ・ミッチェル、トム・ウェイツ、カエターノ・ヴェローゾ、山下達郎、ドナルド・フェイゲン、ヨ・ラ・テンゴ、シャーデーと続いてきましたが、今回は今年が結成35周年にあたるイエロー・マジック・オーケストラ!!
YMOの楽曲とメンバー三人のソロ音源、そしてYMOのカヴァー曲だけでたっぷり4時間お届けします。みなさま是非お越しください!!
<YMOナイト>
1月26日(土)20:00 – 24:00
選曲:青野賢一 (BEAMS RECORDS), mio (BYT), MIHO
チャージ・フリー
*リクエスト受け付けます。CD、LP、MP3などお持ちください。
1月28日(月)月9ワイン会:マルク・テンペ
月曜夜9時のワイン会のお知らせです。とても美味しいのに普段NEWPORTでグラスで出すにはお値段が高いワインを、お得な価格にてグラスでご提供します。今回はアルザスのビオディナミの巨匠、マルク・テンペの数量限定のレアな白とロゼです。
1月28日(月)21:00~
会費:1,800円(下記①②のグラス1杯ずつ)
① マルク・テンペ ローズ・ソバージュ 2010(ロゼ)
ピノ・ノワール100%
② マルク・テンペ ローデルスベルグ 2006(白)
ゲヴュルツトラミネール70% ピノ・グリ30%
*先着14名様まで。
*それぞれのお席でお飲み頂きますので、お時間に遅れても早くいらしても大丈夫です。
*普段と同じ雰囲気ですのでお気軽にどうぞ。
<マルク・テンペ>
生産者の息子として生まれ、醸造専門学校を卒業後、大手メーカーの醸造に関わる。INAOで11年勤めた後は醸造コンサルタントを手掛け、グランクリュの制定の責任を任されるほどのアルザスの地質を知り尽くす超実力派。1993年に念願のドメーヌ・マルク・テンペを立ち上げる。ビオディナミへの転換期間に3年を費やし1996年から本格的にビオディナミ農法へ移行。現在ではゴーミヨ四つ星掲載などフランス国内では既に高い評価を得ている。
① ローズ・ソバージュ 2010
ピノ・ノワールを白ワインの製法で24ヶ月じっくり熟成。魅惑的な果実の香りと優しくて丸い味わいの
超限定品。前回の限定入荷時、あっという間に完売した恐るべき伝説を持つブラン・ド・ノワール。
② ローデルスベルグ 2006
マルク・テンペの名を世界的に広めた特級畑、マンブールの丘の頂上にあるローデルスベルグで造った混植混醸キュヴェ。白桃やハチミツバターを思わせる香りにスパイシーさと燻製のニュアンスが織り交ざり、ふくよかさとボリュームを感じられる白。
今日の一曲 : Hassan Hakmoun “larmame”
最近聴いたものの中で最もインパクトがあった曲。
モロッコのグナワを皆さんご存知でしょうか?僕も専門家の諸先輩の方々のお話を聞いて知っているだけなので、偉そうな事は言えませんが、グナワとはモロッコの音楽のひとつです。ゲンブリという3弦のベース楽器と、鉄製のカスタネットのカルカベと手拍子、そして声というシンプルな編成で演奏されるものです。これが一度聴くと病みつきになる中毒性の高い音楽なんですよ。というのもこのグナワ、現地ではトランス音楽として、悪霊にとりつかれた人の精神的治療のために演奏されるというもの。そして、もうひとつ、トランス状態になることで神とのコミュニケーションという手段でもあるそうです。これは是非とも現地で実際に体験したいものだと僕は思っています。毎年6月にはモロッコのエッサウィラというところでグナワ・フェスティバルが開催されます。開催中は真昼間から明け方にかけてライブがひっきりなしに行われるようです。生きてるうちに一度は参加してみたいイベントの一つです。
さて、今回紹介するアーティストHassan Hakmounに関してですが、この人、実は昨年11月に来日ライブを行っています。しかも、日本人女性とご結婚されて、そのウェディング・アフター・パーティーとしてライブしています。僕もそのライブに誘われていたのですが、面識もない方々の結婚式のパーティーに参加するのも気が引けると思ってご遠慮した次第なんです。が、この曲を聴いて大変後悔しているわけです。これは生で聴きたかったと。。しかも、ウェディング・アフター・パーティーのノリだから略式的なものなのだろうと高を括っておりましたら、ライブ後のお話を聞くところによると、ガッツリ本格的なライブをやったそうです。。日本人女性と結婚されたということですから、また日本にいらしてライブしてくれることを切に願っています。
そして、紹介したこの曲ですが、Hassan Hakmounが1988年にニューヨークで行ったライブの模様です。この演奏で聴かれるトランペットの音色は、Don Cherryです。これも最高なライブなんですよね。このライブ盤『Spirit』は発売されたばかりです。(Don Cherry参加の曲は1曲のみ。)これを聴いてHassan Hakmounが気になった方、グナワという音楽に興味を持たれた方、是非CDをお手に取ってみてください。そして、トランスしてみてください。
(馬場一浩)
今日の一曲 : Javelin “Nnormal”
2010年のカラフルなインディ・エレクトロ・アルバム『No Mas』が素晴らしかったブルックリンの2人ユニット、Javelinが3月5日にニュー・アルバム『Hi Beams』をLuaka Bopからリリース。架空のウェスタン・ムーヴィーのサントラ的なEP『Canyon Candy』以来2年振りとなる待望の新作です。最初のシングル “Nnormal” はいかにもJavelinらしいクセのあるシンセ・ポップ。アルバムはヴィンテージ機材を沢山使ったレコーディングだそうです。
『No Mas』の中では “Intervales Theme” が一番好きでした。