今日の一曲(真っ青):Jam Today “Song About Myself”

3月3日の「真っ青な女たち」にお越しいただいた沢山のみなさま、ありがとうございました!!女性ヴォーカルものだけで選曲するという企画だったのですが、さすがに年代も曲調もこれだけ幅があると聴いていて飽きることもなく、やっている側も最後まで楽しませて頂きました。ジャンルで言うとニューウェーヴやソウルが多かったかな。あとは数々の和モノ・クラシック(「都会」「恋は流星」など)。

個人的にはこういうのがもっとも真っ青っぽいと思ってかけたのがUKのガールズ・ニューウェーヴ・バンド、Jam Todayの “Song About Myself” でした。’81年の『Stereotyping』という4曲入りEPしかリリースのない女性6人のバンドで、サックスやフルートが入ってジャジーなポスト・パンクになってるところが独特。タイトル曲はもっとアップテンポですが、この曲はメローですね。DIYなサウンドが7インチに合っています。(そうだ、この7インチはフリマでTweeのスミレちゃんから買ったんだった!)

3月 05, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:Rocket Juice And The Moon “Hey Shooter” (Feat. Erykah Badu)

Damon Albarn (Blur, Gorillaz)、 Flea (Red Hot Chili Peppers)、そしてTony Allen (Fela Kutiのドラマー) からなるスーパー・グループ、Rocket Juice And The Moonが3月27日にHonest Jonsからアルバム『Rocket Juice And The Moon』をリリース。その中からの最初のトラック “Hey Shooter” は、ヴォーカールにErykah Baduをフィーチャー。それぞれのアーティストの持ち味が丁度良く混ざっていて、文句の付けようが全くありません。

3月 01, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:Norah Jones “Happy Pills”

Norah Jonesの新作は全編Danger Mouseがプロデュース、って最初聞いたときは驚きましたが、5月1日リリースのアルバム『Little Broken Hearts』からの最初のトラック “Happy Pills” を聴くと相性ばっちりですね。ポップでいい感じ。どんなスタイルでも完全にノラになるのが流石です。

2月 29, 2012 by Tsurutani

2月27日(月)〜 3月3日(土)のランチメニュー

*ランチプレート 1000
2/27(月)チキンのパン粉グリル フレッシュトマトとハーブのソース
2/28(火)ハンバーグ アスパラチーズグリル
2/29(水)塩豚のシュークルート風煮込み
3/1(木)チキンときのこと新じゃがの蒸し煮
3/2(金)チキンソテー ルッコラのジェノヴェーゼソース
3/3(土)豚ロースと菜の花のロールグリル

*ベジプレート 1000
ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)、自家製ピタパン、野菜のおかず4品、サラダ

*カレー 950
日によってチキンカレー/ドライカレーのいずれかになります。

*スープセット 950
白インゲンとたっぷり野菜の具だくさんスープ、自家製パン、サラダ

みなさまのご来店、お待ちしております。

2月 29, 2012 by Tsurutani

今日の一曲(青野賢一):John Cage “Ryoanji”

2012年に入って二回目の「NEWSOUND」は、アンビエントを中心にセレクトしてみました。一般的に想像される「曲」という構造とはやや趣を異にするアンビエントミュージックやノイズ音楽は、ともすると退屈でつまらないもの、というように捉えられてしまいます。そうした音楽を聴くことを目的にしたイベントなどであれば、需要と供給は釣り合うのですが、そうでない場所や会の場合、いかに心地よく聴かせられるかが、肝心なところです。
そんな中で取り組んだ一夜は、Manuel Göttsching「Pluralis」からスタート。John Zornのノイズ、George Harrison『不思議の壁』の中のスパイシーなシタール・アンビエント、坂本龍一と高橋悠治のピアノ連弾曲など、様々な時代、ジャンルから、アンビエント的な音楽をプレイしましたが、セットの比較的前半にかけたのが、John Cage『Ryoanji』です。
1983年の作品『Ryoanji』は、Cageが京都の名刹、大雲山龍安寺に感銘を受けて作られた曲。龍安寺の創建は宝徳二年(1450年)であり、長い歴史を誇るその禅苑には、史跡・特別名勝の方丈庭園があります。この庭園は、白砂(帚で掃いた跡をつけてある)に、15個の石を5箇所に設置したもので、『Ryoanji』は、これを模したように、5つの音符が様々に配置されている曲です。私がプレイしたのは、打楽器と声が組み合わされたバージョンで、幽玄な雰囲気と、ピリッとした緊張感が、場の空気を一変させてくれます(それゆえ、かけるのがなかなか難しい!)。
聴いている方々に、どう響いたかは私の知り得るところではありませんが、これからもいい意味で期待を裏切る選曲をしてゆきたいものです。

青野賢一

2月 28, 2012 by Tsurutani

3月5日(月)月9ワイン会:フラール・ルージュ

月曜夜9時のワイン会のお知らせです。とても美味しいのに普段NEWPORTでグラスで出すにはお値段が高いワインを、お得な価格にてグラスでご提供します。
今回は南フランスの自然派ワインを育て上げた人物として尊敬を集める、先日初来日を果たしたばかりのジャン・フランソワ・ニックのフラール・ルージュの赤2種です。

3月5日(月)21:00~
  
*先着14名様まで。
*それぞれのお席でお飲み頂きますので、お時間に遅れても早くいらしても大丈夫です。
*いつものNEWPORTと同じ雰囲気ですのでお気軽にどうぞ。

会費:1,500円(下記①②のグラス1杯ずつ)

① フラール・ルージュ グラヌーズ 2009(赤)

② フラール・ルージュ フリダ 2009(赤)

「フラール・ルージュ」
2002年にフラール・ルージュを立ち上げて8年目に入る、年齢的にも経験的にも最高に波に乗っているジャン・フランソワ・ニック。ルーション地方の中でもスペインの国境に近いアルベル山麓の荒れ地を買い取って、自分自身で雑木林を引き抜き開墾した畑が原点。並大抵の精神力や体力ではできない作業。そんな過酷な作業をやり抜いた志も瞳の奥に読み取れる、尊敬すべき人物。
もう一つ尊敬すべきは、南フランスの自然派ワインを育て上げた男でもある。南仏におけるボジョレーのマルセル・ラピエール的存在の人物である。彼の自然派醸造の能力は天才的と言っても過言ではない。その凄さはエステザルグ農協で働いていた時に身に付けた。設備がそれほど整っていない農協の醸造所で、しかも大型タンクで大量の自然派ワインを無事に造り続けてきた実践の中に隠されている。ラングロールのエリックとは無二の親友でもある。

① グラヌーズ(グルナッシュ 70% シラー 30%)

マセラシオン・カルボニック。風通しの良い畑。花崗岩が風化した石ころ土壌。ソワフ以外では一番軽やかなワイン。ミネラルと透明感が特徴で、ボージョレーのような軽やかさ(土壌もボージョレーと一緒)。

②フリダ(グルナッシュ 50% カリニャン 50%)

除梗して発酵。最近マセラシオン・カルボニックを批判する人が出てきて、それに対抗する意味で除梗して発酵している(除梗しても自然派ワインは出来ることを証明したかった)。最も濃さのあるキュヴェ。濃厚で甘い香り、まったりとした口当たりながら、伸びのある酸。

2月 27, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:The Style Council “The Whole Point Of No Return”

The Style Councilの’84年のファースト・アルバム『Cafe Bleu』が、3月6日にMusic On Vinylから180g重量盤ヴァイナルでリイシュー。名曲ばかりのこのアルバムの中でも、最近は “The Whole Point Of No Return” をよくかけます。後に “Walls Come Tumbling Down” の12インチでセルフ・カヴァーした別ヴァージョン “The Whole Point ll” は、リムショットのボッサ・リズムとクールなエレピ・ソロがたまりません(なぜYouTubeに上がっていない?)。Robert Wyattもアルバム『Shleep』でカヴァーしてましたね。

2月 27, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:Willis Earl Beal “Evening’s Kiss”

シカゴの宅録インディ&ブルージーなシンガー・ソングライター、Willis Earl Beal。4月3日にXLから出るデビュー・アルバム『Acousmatic Sorcery』の収録曲 “Evening’s Kiss” の彼自身による手書きアニメーションのビデオが公開されたのですが、これを見て完全に彼に惚れました。先にストリーミング公開されていた “Take Me Away” を聴くと、「僕は黒いトム・ウェイツになりたい」という彼の発言がよくわかりますね。

ところで、Willis Earl Bealはシカゴの街中にこういうフライヤーを貼っているそうです。電話をかけると電話越しに歌ってくれるらしいですよ。

2月 24, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:Quantic & Alice Russell with The Combo Barbaro “Look Around The Corner”

3月3日にリリースとなるQuantic & Alice Russellのアルバム『Look Around The Corner』から、タイトル曲が先行シングルとして10インチで出ました。日本盤の発売元のBeatinkのサイトに解説があるように、ラテンではありますが60年代のChessからの影響、というかズバリRotary Connectionを彷彿とさせる名曲です。シングルに続いて公開された同曲のセッション映像がまた素晴らしい。10インチはまだ各ヴァイナル・ショップの店頭に並んでるはずなのでチェックしてみてください。

2月 23, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:Rufus Wainwright “Montauk”

Rufus Wainwrightの4月23日リリースのニュー・アルバム『Out Of The Game』は、なんとMark Ronsonがプロデュース・・・ってほんとに!?この二人が僕には全く結びつかないんですが。そこからの最初のシングル曲 “Montauk” は、これまでのRufusらしいヴォーカルとピアノに控えめなプログラミングがマッチしてますね。Stereogumのインタビューによると、新作は今までで最もポップなアルバムになるようです。

2月 22, 2012 by Tsurutani
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