先週のNEWSOUNDで高木慶太氏がいろいろとかけてくれた大人のブラジル音楽。春めいて来る頃には不思議とボサノヴァが聴きたくなるのですが、この日もジョビンの名曲「三月の水」(Aguas De Marco) をリクエストしたところ、20ヴァージョンぐらい用意してきてくれてその中から5曲ほどかけてくれました。「三月の水」については中原仁さんのブログに詳細かつ非常に興味深い話が書かれていますのでご一読をおすすめします。
他で最も気になったのがChico Mello(シコ・メロ)という人の曲。現在はベルリンで活動するブラジルの現代音楽家で、80年代に出ていたレアなミニマル作品『Aqua』が最近になってドイツのM=minimalからリイシューされたり局所的に注目されているアーティスト。彼が2000年に発表した歌ものアルバム『Do Lado Da Voz』が3月24日に国内盤でリイシューされるそうで、そこからの曲をプレイしてくれました。慶太氏がかけていたのはミニマルなピアノが印象的な曲だったのですが、ストリーミングが “Cara De Barriga” しか見つからなかったので今日はこちらをお楽しみください。他にもノエル・ホーザやピシンギーニャのカヴァーをはじめNEWPORTに似合いそうな曲ばかりだということなので、発売されたらチェックしてみます。
5月7日にリリースされるVampire Weekendのサード・アルバム『Modern Vampires Of The City』。これまで新曲のライヴ映像はアップされていましたが、遂にアルバム・ヴァージョンが2曲公開です。アップテンポの “Diane Young” と、いきなり名曲の風格漂う “Step”。後者はビデオもまたいいですね。ついリピートしてしまいます。この2曲のカップリングで7インチも出るようです。