3月のNEWSOUNDスケジュール

NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの3月のスケジュールです。

3/03 真っ青な女たち
3/10 馬場一浩
3/17 高木慶太
3/24 青野賢一 (BEAMS RECORDS)
3/31 MAMA-CHARI

21:00 – 24:00 (3月3日のみ19:00 – 24:00)
Charge free.
Enjoy music.

*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーですので、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。

3月 09, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:Bobby Womack “Please Forgive My Heart”

星の数ほどいる男性ソウル・シンガーの中でも、個人的には常に五本の指に入るオール・タイム・フェイヴァリットなのがBobby Womackです。もちろん彼の全盛期と言えば70年代でしょうが、近年もGorillazにゲスト・ヴォーカルで参加するなどまだまだ現役で活動中。そしてそのGorillazのDamon AlbarnとXL Recordings主宰のRichard Russellが、なんとBobby Womackの新録アルバムをプロデュースして6月12日にXLからリリースするというニュース。タイトルは『The Bravest Man In The Universe』。そこからの最初のトラック “Please Forgive My Heart” が公開されました。かなりエッジーでいて熱いエレクトリック・ソウルに仕上がっていて素晴らしいです。

’71年発表のこちらはBobby Womackの代表曲のうちの一つ。このベスト盤が代表曲を網羅していておすすめ。

3月 09, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:s / s / s “Museum Day”

なんとSufjan StevensがSon Lux、SerengetiというAnticonの2人のアーティストと新ユニットを結成。s / s / sという名義で4曲入りのEP『Beak & Claw』を3月20日にリリースします。2009年の傑作コンピ『Dark Was The Night』で共演したことがきっかけでこのユニットが生まれたとのこと。収録曲 “Museum Day” が公開されましたが、いやー、いいですね。Sufjan(スフィアン)は何をやっても最高です。

3月 07, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:Gabby & Lopez “Reflection”

森俊二 (Natural Calamity) と石井マサユキ (Tica) によるギター・インスト・ユニット、Gabby & Lopezのまさに待望のニュー・アルバム『Twilight For 9th Street』が遂に完成しました。4月18日にリリースとなります。前作『Nicky’s Dream』から5年半振りとなる渾身の作品。アルバムからの最初のトラック、”Reflection”が公開されたのでチェックしてください。

3月 06, 2012 by Tsurutani

今日の一曲(真っ青):Jam Today “Song About Myself”

3月3日の「真っ青な女たち」にお越しいただいた沢山のみなさま、ありがとうございました!!女性ヴォーカルものだけで選曲するという企画だったのですが、さすがに年代も曲調もこれだけ幅があると聴いていて飽きることもなく、やっている側も最後まで楽しませて頂きました。ジャンルで言うとニューウェーヴやソウルが多かったかな。あとは数々の和モノ・クラシック(「都会」「恋は流星」など)。

個人的にはこういうのがもっとも真っ青っぽいと思ってかけたのがUKのガールズ・ニューウェーヴ・バンド、Jam Todayの “Song About Myself” でした。’81年の『Stereotyping』という4曲入りEPしかリリースのない女性6人のバンドで、サックスやフルートが入ってジャジーなポスト・パンクになってるところが独特。タイトル曲はもっとアップテンポですが、この曲はメローですね。DIYなサウンドが7インチに合っています。(そうだ、この7インチはフリマでTweeのスミレちゃんから買ったんだった!)

3月 05, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:Rocket Juice And The Moon “Hey Shooter” (Feat. Erykah Badu)

Damon Albarn (Blur, Gorillaz)、 Flea (Red Hot Chili Peppers)、そしてTony Allen (Fela Kutiのドラマー) からなるスーパー・グループ、Rocket Juice And The Moonが3月27日にHonest Jonsからアルバム『Rocket Juice And The Moon』をリリース。その中からの最初のトラック “Hey Shooter” は、ヴォーカールにErykah Baduをフィーチャー。それぞれのアーティストの持ち味が丁度良く混ざっていて、文句の付けようが全くありません。

3月 01, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:Norah Jones “Happy Pills”

Norah Jonesの新作は全編Danger Mouseがプロデュース、って最初聞いたときは驚きましたが、5月1日リリースのアルバム『Little Broken Hearts』からの最初のトラック “Happy Pills” を聴くと相性ばっちりですね。ポップでいい感じ。どんなスタイルでも完全にノラになるのが流石です。

2月 29, 2012 by Tsurutani

今日の一曲(青野賢一):John Cage “Ryoanji”

2012年に入って二回目の「NEWSOUND」は、アンビエントを中心にセレクトしてみました。一般的に想像される「曲」という構造とはやや趣を異にするアンビエントミュージックやノイズ音楽は、ともすると退屈でつまらないもの、というように捉えられてしまいます。そうした音楽を聴くことを目的にしたイベントなどであれば、需要と供給は釣り合うのですが、そうでない場所や会の場合、いかに心地よく聴かせられるかが、肝心なところです。
そんな中で取り組んだ一夜は、Manuel Göttsching「Pluralis」からスタート。John Zornのノイズ、George Harrison『不思議の壁』の中のスパイシーなシタール・アンビエント、坂本龍一と高橋悠治のピアノ連弾曲など、様々な時代、ジャンルから、アンビエント的な音楽をプレイしましたが、セットの比較的前半にかけたのが、John Cage『Ryoanji』です。
1983年の作品『Ryoanji』は、Cageが京都の名刹、大雲山龍安寺に感銘を受けて作られた曲。龍安寺の創建は宝徳二年(1450年)であり、長い歴史を誇るその禅苑には、史跡・特別名勝の方丈庭園があります。この庭園は、白砂(帚で掃いた跡をつけてある)に、15個の石を5箇所に設置したもので、『Ryoanji』は、これを模したように、5つの音符が様々に配置されている曲です。私がプレイしたのは、打楽器と声が組み合わされたバージョンで、幽玄な雰囲気と、ピリッとした緊張感が、場の空気を一変させてくれます(それゆえ、かけるのがなかなか難しい!)。
聴いている方々に、どう響いたかは私の知り得るところではありませんが、これからもいい意味で期待を裏切る選曲をしてゆきたいものです。

青野賢一

2月 28, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:The Style Council “The Whole Point Of No Return”

The Style Councilの’84年のファースト・アルバム『Cafe Bleu』が、3月6日にMusic On Vinylから180g重量盤ヴァイナルでリイシュー。名曲ばかりのこのアルバムの中でも、最近は “The Whole Point Of No Return” をよくかけます。後に “Walls Come Tumbling Down” の12インチでセルフ・カヴァーした別ヴァージョン “The Whole Point ll” は、リムショットのボッサ・リズムとクールなエレピ・ソロがたまりません(なぜYouTubeに上がっていない?)。Robert Wyattもアルバム『Shleep』でカヴァーしてましたね。

2月 27, 2012 by Tsurutani

今日の一曲:Willis Earl Beal “Evening’s Kiss”

シカゴの宅録インディ&ブルージーなシンガー・ソングライター、Willis Earl Beal。4月3日にXLから出るデビュー・アルバム『Acousmatic Sorcery』の収録曲 “Evening’s Kiss” の彼自身による手書きアニメーションのビデオが公開されたのですが、これを見て完全に彼に惚れました。先にストリーミング公開されていた “Take Me Away” を聴くと、「僕は黒いトム・ウェイツになりたい」という彼の発言がよくわかりますね。

ところで、Willis Earl Bealはシカゴの街中にこういうフライヤーを貼っているそうです。電話をかけると電話越しに歌ってくれるらしいですよ。

2月 24, 2012 by Tsurutani
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