Woodsの新作『Bend Beyond』が9月18日にリリース。そこからのファースト・シングル “Cali In A Cup” のビデオクリップが最高です(もちろん曲も)。カリフォルニアのビッグ・サーあたりでのライヴ・イベントなんでしょうか?なんだかこういう風景、湘南でも静岡でも見たことあります。海の気持ち良さは万国共通ですね。
今日の一曲 : Leon Ware “Hold Tight”
9月1日のNEWSOUNDはアーヴァン感を主催する竹田直樹さんがDJでした。音楽だけで場の空気がここまで変わるのか・・・。つまり、NEWPORTが見たことのないぐらいにアダルトでアーバンな店になっていたのですが、これもまたいい雰囲気で新鮮でした。
竹田さんはこの日はLeon Wareのいろいろな年代の曲をかけていたのですが、今年出た新曲があるのを知りませんでした。LAのQuieres Chicleというレーベルからリリースされていて、A面はQuadronというグループをフィーチャーした “Orchids For The Sun“。B面が “Hold Tight” で、アーヴァン感師範の竹田さんはこちらを押していました。どちらもLeon Wareの黄金期のサウンドと比べても遜色のないメロー・ソウルで最高ですね。
9月4日(火)5日(水)フルーツとワインを楽しむ その3:ぶどう
美味しいフルーツやデザートを食べた時、「あぁこれ、あのワインを一緒に飲んだら最高だろうな」と思ってしまうことがよくあるのですが、そんなご提案をさせて頂く企画が「フルーツとワインを楽しむ」です。旬のフルーツを使ったこの日だけのスペシャル・デザートと、それに合うワインをセットでご提供します。第3弾は「ぶどうのクレメダンジュ」とロワールのガメイ!!
9月4日(火)5日(水)16:00〜23:30 (L.O.)
ワインとデザートのセットで1,150円
*数量限定につき、無くなり次第終了となります。
*ワインとデザートはそれぞれ単品でもオーダー頂けます。(ワイン 800円 / ぶどうのクレメダンジュ 500円)
「クレメダンジュ」Cremet d’Anjou
フランス、ロワール川の中流に位置するアンジュ地方で作られるデザート。フロマージュ・ブランを使ったさっぱりとしたチーズケーキです。
「クロ・ロッシュ・ブランシュ トゥーレーヌ・ガメイ」(赤)
ガメイ100%。スミレやチェリー、フランボワーズの華やかな香り。果実味がフレッシュで酸とのバランスが良く、後から骨格を伴った細かいタンニンの収斂味がほのかな苦味とともに口に広がる!
今日の一曲 : Jimmy Castor “Our Day Will Come”
8月最後の「NEWSOUND」は、この季節しか味わえない暑さ、あるいはそこはかとない寂しさなどを表現すべく、普段はあまり連れていかないラテン音楽をレコードバッグに詰め込んで臨みました。ラテンというと、サルサのようにダンサブルなものを想像される方も多いかと思いますが、そこはグッと哀愁を込めて、スローでムーディーなものを中心にセレクト。昔で言うところのイージーリスニングやムードラテンのようなクラシックから、妖艶なKip Hanrahanの新譜といったところまで、年代も幅広く選曲したつもりです。
今回紹介するのは、セットの中盤あたりからラテン比率を高くしていく中でプレイしたJimmy Castor「Our Day Will Come」。2011年にAmy Winehouseがカバーしたこともあり、世代を問わずよく知られるこの曲は、1963年にR & BグループRuby & the Romanticsがシングル盤としてリリースしたものがオリジナルとされています。このタイトル、元々はアイルランド共和国軍のスローガンだそうですが、そうしたポリティカルな文脈というよりは、純然たるラブソングとして歌い継がれているといってよいでしょう。
さて、Jimmy Castorに話題を転じると、この曲が収録されているアルバム『Hey Leroy, Your Mama’s Callin’ You』(1968年)がデビュー作。1972年に結成され「It’s Just Begun」などのヒットチューンを生んだJimmy Castor Bunchのゴリッとしたファンクサウンドからは想像もつかない軽快なラテン~レアグルーヴの名盤です。Jimmy Castor版「Our Day Will Come」は、自身のサックスが奏でる歌メロから始まり、ソフトなボーカルへと移ってゆく構成。ピアノの明るい音色がサックスのアダルトムードを程よく中和しています。温かみのあるモノラル録音は、秋を目の前にしたビーチにも合いそうですね(今年の夏は海に行けなかったな…)。
(青野賢一)
今日の一曲 : Meshell Ndegeocello “Be My Husband”
Meshell Ndegeocello(ミシェル・ンデゲオチェロ)がNina Simoneのトリビュート・アルバム『Pour une Âme Souveraine: A Dedication to Nina Simone』を10月9日にNaïveからリリース(日本盤『至高の魂のために〜ニーナ・シモンに捧ぐ』は10月10日に発売)。(via Amass)
ファースト・アルバムからの曲が入っていないのはちょっと残念ですが、Nina SImoneの代表的なレパートリーを網羅した選曲で、個人的には “Suzanne”(原曲はLeonard Cohen)や “See Line Woman”(Feistもカヴァーしてました)あたりが楽しみ。下の “Be My Husband” を聴く限り、原曲の雰囲気を残したカヴァー集になっていそうですね。
Tracklist
1. Please Don’t Let Me Be Misunderstood
2. Suzanne
3. Real Real feat. Toshi Reagon
4. House of the Rising Sun feat. Toshi Reagon
5. Turn Me On
6. Feelin’ good
7. Don’t Take All Night feat. Sinead O’Connor
8. Nobody’s Fault But Mine feat. Lizz Wright
9. Be My Husband feat. Valerie June
10. Black is the Color of My True Loves Hair feat. Valerie June
11. See Line Woman feat. Tracy Wannomae
12. Either Way I Lose
13. To Be Young, Gifted and Black feat. Cody ChesnuTT
14. Four Women
8月31日(金)出張NEWPORT @ ROCKET 「夏の終わりの風景」:ワンコイン自然派ワインバー
原宿にあるギャラリー、ROCKETさんに誘って頂いて、一日だけ出張NEWPORTをやることになりました。
代々木八幡という街は、代々木公園を挟んで原宿とは反対側に位置するのですが、この近所に住んでいたり仕事したりしている人以外にとっては意外と馴染みのない場所なんです。だからこの日は、普段原宿や青山にいるけどNEWPORTにはまだ来たことがないっていう人にも来てもらえたら嬉しいです。だったら何か特別なものを用意しないといけませんよね。
ということで、いつものNEWPORTよりもはるかに安くお飲み頂けるワンコイン自然派ワインバーをやることにしました。この日だけの限定デザートも持って行きます。あと、レコードとポータブル・プレーヤーも持って行きます(音楽かけます☆)。
みなさま、ぜひ一緒に夏の終わりを楽しみましょう!!
「夏の終わりの風景」
8月31日(金)17:00 – 22:00
場所:ROCKET
東京都渋谷区神宮前6-9-6 TEL: 03-3499-1003
出店:NEWPORT, TRE FLIP, IFNi coffee
ワンコイン自然派ワインバー:以下のグラスワインがすべて一杯500円
ドメーヌ・ド・ヴェイユー シュヴェルニー・ブラン(白)
ドメーヌ・ド・クレッサンス ロカーユ(白)
ジャン・ガングランジェ アルザス シャンガラ(白)
クリスチャン・ビネール アルザス ブラン・ド・ノワール(ロゼ)
シャソルネイ・デュ・スッド キュヴェ・S(赤)
ルネ・モス ボワ・ルージュ(赤)
ムーンダーラ フィン ピノ・ノワール(赤)
など…
限定デザート:カシスのチーズケーキ
*それぞれのワインは無くなり次第終了となりますのでお早めにご来場ください!
今日の一曲 : Gonzales “Marvin’s Room”
国内盤が先行で今日発売となったChilly Gonzalesの『Solo Piano ll』。そのアルバムには収録されていないのですが、彼が以前に共演したDrakeの “Marvin’s Room” をソロ・ピアノでカヴァーした音源が、Drakeのブログに上がっています。(via Fader)
下のプレーヤーでどうぞ。
9月のNEWSOUNDスケジュール
NEWPORTの毎週土曜のDJイベント、NEWSOUNDの9月のスケジュールです。
9/1 竹田直樹 (アーヴァン感)
9/8 馬場一浩
9/15 石黒宇宙 (gm projects)
9/22 青野賢一 (BEAMS RECORDS)
9/29 wizzjones & Yyokke (Cuz Me Pain)
21:00 – 24:00
Charge free.
Enjoy music.
*NEWSOUNDとは
様々な選曲者を迎え、通常営業のNEWPORT店内が最高の音楽で彩られます。チャージフリーですので、いつもどおりお食事やワインをお楽しみ頂けます。
今日の一曲 : Four Tet “Peace For Earth”
Four Tetがここ1、2年の間に、自身のレーベルTextから限定プレスのヴァイナル・オンリーでリリースしてきたシングルを集めたアルバム『Pink』がデジタル・オンリーでリリース。Four Tetにしか成し得ない生音とプログラミングの融合したダンス・トラックは毎回驚愕のクオリティーでした。アルバムには2曲の新曲も入っていて、そのうちの “Lion” はシングルと同路線のエレクトロ・アコースティックなダンス・トラック。後半のカリンバがいいですね。そしてもう一曲が “Peace For Earth” で、こちらはFour Tetにとって久しぶりのビートレスなアンビエント。これがまた最高。こういうの聴くと、やっぱり天才だなと思ってしまいます。
iTunesでは8月22日、日本独自企画盤のCDは9月12日にリリースです。
8月27日(月)月9ワイン会:フィリップ・ボールナール(ペティアン)
月曜夜9時のワイン会のお知らせです。とても美味しいのに普段NEWPORTでグラスで出すにはお値段が高いワインを、お得な価格にてグラスでご提供します。今回はキツネのラベルでお馴染みのジュラ地方の人気生産者、フィリップ・ボールナールのペティアン(微発泡ワイン)を2種です。
8月27日(月)21:00~
会費:1,450円(下記①②のグラス1杯ずつ)
① フィリップ・ボールナール ペティアン・ナチュレル サ・ヴァ・ビアン 2011(白)
② フィリップ・ボールナール ペティアン・ナチュレル タン・ミュー 2011(ロゼ)
*先着14名様まで。
*それぞれのお席でお飲み頂きますので、お時間に遅れても早くいらしても大丈夫です。
*普段と同じ雰囲気ですのでお気軽にどうぞ。
<フィリップ・ボールナール>
フィリップ・ボールナールは1975年、ピュピランのワイン農協で醸造を担当する。1988年に農協の醸造責任者を辞めブドウ農家一本に専念する。2005年にドメーヌ立ち上げ、現在は、12.5haのブドウ畑で自らのワインを仕込み生計を立てる。
① ペティアン・ナチュレル サ・ヴァ・ビアン 2011(サヴァニャン100%)
レモンやバナナ、ティユール、ミネラルの香り。泡立ちがやわらかく、フルーティでふくらみのあるボディとキリッ引き締まった酸、ミネラルの収斂味が口の中で見事に同調する。キュヴェ名の「Ca va bien」は「悪くないよ!」という意味で、品種サヴァニャンと「サヴァビアン」をかけている。
② ペティアン・ナチュレル タン・ミュー 2011(プルサール 100%)
イチゴやノワゼット、鉱物的なミネラルの香り。ワインはミネラリーで泡も繊細、きれいな酸とほのかな甘みとのバランスが良くアフターに感じる収斂味が味わいを引き締める。キュヴェ名の「Tant-mieux」は「それは良かった!」という意味がある。